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2006年10月 アーカイブ

2006年10月 1日

消防署

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ボストン付近にある、とある消防署。壁にかかれた絵がいかにも「おれたちは頑張っているぜ!」的な、自分らの仕事に誇りを持っている感じだ。これを見て思うのは、
・自分の仕事に誇りを持てるってのは、素晴らしい事だ。
・日本の消防署のみなさん、どのくらい自分の仕事に誇りを持っているのか、少し気になった。命をかけて火を消したり人を助けたりしているんだから、もう少しそのプライドがアピールされていてもいいのでは。建物に絵を描くのも面白そうだが、
 ・「こういうところで働きたい」と思うような、いかにも鉄筋プレハブぽい建物でなくて、地球防衛軍支部みたいなかっちょいいひみつ基地、じゃなくて消防署(お前はひみつ基地で働きたいんかいと自分に突っ込み)。
 ・ランプが明滅するコンピューターから穴のあいた長い紙がはき出されてくる。それを読む隊員。「6丁目に火災発生!」「よし、古橋、天城は俺に続け。アンヌは連絡係だ。基地で待機。出動!」(まだ引っ張るか)
 ・子供が「あれ乗りたい!」と思うような、かっちょいい消防車(ガスタービンエンジンで最高速度は時速600Km/h、車輪を収納して空を飛び現場に急行、とホームページには書いておく)。
・どんな仕事でも、子供が将来なりたい!と思えるような、ただ給料がいいだけじゃない何かをアピールできていくとするならば、たくさんの子供にとっての将来は、今以上それ以上ワインレッド、じゃないバラ色に見えたりしないだろうか。
・・・と何の責任も根拠もない夢想が一巡した後で対象が自分に戻り、自分が今やっている仕事、壁に描いたらどんな絵になるのだろうか?と考えてみる。消防車みたいな誰にでも分かるアイテムがあるわけでもなく、ただポロシャツとかリラックスした服を着た男達が笑っているだけの、一言で言うと何ともしまりのない絵になりそうな予感がするのであった。

SUBARU BRAT

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という名前では、すでにないようだった。
車の後ろに回ってみたらBAJA(バハ:メキシコ西海岸地方の名前)と書いてある。
しかし3代目レガシーにこのタイプがあるとは知らなかった。てことは、現行レガシーにも存在するのだろうか・・。テレビでも雑誌でも見た事はないが・・。

2006年10月 4日

DUNKIN' DONUTS

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この辺にはダンキンドーナツというドーナツ屋がある。すごく数が多い。推定だが、マクドナルドの4倍は軽く超えていると思う。味はむちゃくちゃ甘いのだが、ともかく老若男女みんなから愛されている。それで何が起こるかというと、t.A.T.u.とか体中に入れてひげを生やした、ハルクホーガンみたいに体格のでかい人たちがハーレーとか炎のマークの入ったうるさい車で集まって、楽しく談笑しているのである。こっちから見たらどう見ても場違いなのだが(だってあのロゴの可愛さとのコントラストはどうよ!?)、ドーナツの甘味はそれ以前に世代を超えて愛されているらしい。あえて日本で似た例を探すならば、
・アメフト部員があんみつ屋に集合
・みちのくプロレスの面々、マスクのままで千疋屋
なかなかいい例が思いつかないが、ともかく「お前ら、かわいすぎ!」な状況である、一人一人クローズアップしたら「かわいい」とは正反対の所にいる彼らではあるが(なんてったってホーガン)・・・。

2006年10月 5日

チャールズ川

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ボストンを流れるチャールズ川。海に近いところで堰き止めてあって、川幅は広い。ボートの大会とか開かれる。その川沿いの道路から撮った写真。道路が川に近いなーと思ったら、堤防がないのだった。つまり、水かさが増してあふれたりするかも、ということを想定していない。州のあちこちで雨による増水で決壊し、しばしば床上浸水などしているようだが、決壊も何も堤防そのものがない?場所がいっぱいあるに違いない。
眺めがいいのは認めるが、いいのか、それで。

2006年10月 8日

Chrysler Concorde

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 非常に個人的だが、ここ数年の車で非常にすごいなーと思っているのはこの車である。
 ・・・この形どうよ。このスラントノーズに寝まくった前ガラス。これが日本で言うとクラウン/セルシオ(ってそういえばもう無くなった?)クラスの価格の高級車だ。この車に至る前のクライスラーもこういう感じの車が多かったようだし、いわゆるコンサバな車としてリンカーンとかあって路線を変えようという事かも知れない。が、これはインフィニティQ45が初代セルシオと違う-どころの話ではないような気がする。それだけでなくてその下のクラスの300Mとか、グループ会社のDodge Intrepidなんかも同じテーマで統一してしまった。すごいなー。(ちなみにこのデザインテーマは2000年前後のもの、Concordeは2004年頃には生産中止しているようだ)
 アメリカの金持ちはこういう形の車を買う事に躊躇がないのだろうか。日本のクラウン/セルシオとか乗っている人は絶対手を出さないような気がするが・・。なんとなくユーザーとしては以下のような人がイメージできる(勝手な想像)。
リンカーン-保守層・既にお金持ちのまま退職した人
キャディラック-IT関連やデイトレードでお金持ちになった人
クライスラー-弁護士とかでお金持ちになった人
 ちなみにリンカーンやキャディラックのストレッチリムジンはあるが、この車種のストレッチリムジンはない。車格が下なのか、ドライバーズカーだからか。あるいはもしかしたら、こういう曲線構成の車はストレッチしても様にならないから、かも知れない。
 この写真はそうでもないが、ちょっと濃色系で窓など要所にクロームメッキのアクセントが入ったこれは、高級感があって当方はすごく好きだ。

2006年10月 9日

掃除機

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 家で使っている掃除機である。EUREKAという大変ありがたい(アルキメデスが風呂に入りながら「アルキメデスの定理」を発見した時にEureka!(分かった!)と叫んで裸で飛び出していったという)社名のこの製品、TARGETで55ドル。安い。はい、安かったので買いました(あとフィルターも要らないし)。
 安いのはいいのだが、本体円筒部の前方下に空気排出口がある(写真、ゴミタンクの下のルーバー)。掃除機を転がしてゴミを吸おうとすると、排出口から吹き出した空気にゴミが飛ばされ、あさっての方に飛んでいく。特にフローリングの上の綿ぼこり。どっちの方向に飛んでいくのか想像もつかない。掃除機の前で逃げるように飛び回るゴミども。これは困った。Eureka、あんた何も考えとらへんやろ。
 しかし、本体円筒部をなるべく横に寝かせ、空気が上方に排出されるようにして(本体を倒してもゴミを吸うところは常に水平)、ゴミを飛ばさずに吸える方法を発見。「Eureka!」とはさすがに日本人なので叫ばなかったが、心の中で小さいガッツポーズがうっかり出てしまったのであった。(もちろん裸で戸外に飛び出したりもしてない。寒いし)

2006年10月11日

顔出し撮影板

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 ボストン郊外にある、果樹園(このあたりでは非常に珍しい、日本の梨もぎ放題)にて撮影。しかしなんつうか、絵の中で牛が思いっきり上に寄ってバランス悪いところといい、ただ顔出して写真撮るだけで穴と牛の顔が全然合ってないところといい、投げやり感丸出しのゆるーい感じがたまらない。ここから伝わってくるものはなんだろう、「バッファローはでかい」こんなところだろうか。
 こんな風に板に穴が空いていて撮影するアイテム、どこにいってもあるのだろうか。他の外国にはあまり行った事がないので分からないが・・・。写真が普及して市民の気軽な記録媒体となった1950年代、KODAKを擁する米国が発祥地と見た!(発言には何の根拠も梨) 考えようによってはプリクラやコスプレの原型と言えなくもないか、いや言えないかやっぱり・・・。

2006年10月13日

ストレッチリムジンのインテリア

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 前々から中はどういう風になっているんだろうと思っていたが、思いがけず使用する機会あり。写真を撮ったので公開する事とした。ご興味があれば以下を参照下さい。

Stretched Limousine -Lincoln Towncar Interior Report-

2006年10月16日

芝刈り機壊れる

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 芝刈り機、調子悪い。エアクリーナーを掃除し、プラグの調子も見てオイルも交換したが、黒煙を吐いて止まりそうだ。音からするとノッキングぽい。ゴリゴリ音がする。もともとアメリカに引っ越した際に人からただでもらったものだが、そろそろダメだろうか。
 オイル交換の際にマニュアルを見ると「芝刈り機本体そのものをひっくり返せ」(ドレンボルトがないので上からしかオイルが抜けない)と書いてあった。ので、ひっくり返したらガソリンタンクから盛大にガソリンが漏れて地面に大きなシミを作った。どういう構造になっとんの、これ。何考えて、いや何にも考えてないんじゃ(今思えばマフラーに引火しなくて本当に良かった)。
 で、結局手を尽くしたが調子は戻らず、止まりそうになるのをだましだまし何とか刈り上げた。もし次回ダメだったら、ホンダの芝刈り機に買い換えようと思う。そしたらブルーハーツの歌とともに軽快に仕事が進む、はずだ。Are you Honda? ってな感じだ。しかしこっちでバイクに乗れない腹いせをこんなところで晴らしてどうする、俺。(ちなみにカワサキやハスクバーナも芝刈りエンジン製造しているようです)

2006年10月17日

日めくりカレンダー

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 やはりこちらにいると英語力の上達は必須だということで、怠け者ののび太君にはこれ、(ここは一つ大山のぶ代ドラえもん風に)「ブッシュ大統領妄言録カレンダー〜」毎日これで英語を学ぼうってコンセプトだ。
 しかしこのカレンダー、サブタイトルが「The Accidental Wit and Wisdom of our 43rd President」ってどうよ。話がちょっと飛ぶがシカゴの空港にブッシュ大統領柄のバースデーカードが売っており、そこにはこう書いてあった。
ブッシュ大統領「7月6日は僕の誕生日なんだ」
オヤジブッシュ「へえ。何年の?」
ブッシュ大統領「毎年だよ!」
あんなもの、こんなものまで売られてしまう大統領。最強の、いや、いろんな意味で最強のいじられキャラである事は間違いないなこりゃ。しかもこれ「日めくりカレンダー」ってことは少なくとも365の妄言が記録されているわけで、もしかしてこの人のネタの宝庫は無限大か。ちょっと羨ましい気がする、あ、単なる天然か。だとしてもすごい。最強の天然だ。
 しかしこれを書いていてふと気が付いたのだが、「ブッシュ大統領に英語を教わる」というコンセプト、これもまたどうなのよ。もしかしてイグノーベル賞クラスのアホさ加減を発明してしまったのではないか?
本プロジェクト成功 - 1年後、ものすごい英語を喋っている自分がいる
そう思うと、なんだかわくわくするような、怖いような気がする。

2006年10月18日

エレベーター

 車検でディーラーに出かけた際、時間待ちのためエレベーターで下のショールームに降りた。米国では自治体の検査証をエレベーター内に貼り付けることになっているようで、ふとこれが目にとまったのだが、「Failed」って、検査落ちてるじゃん!! もう乗っちゃったYO!
 検査に通ってないから90日は臨時で認可って、だめですよそんなことしちゃ! なんかあったらどお〜すんのよ!
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 あまりにもあっけらかんと「Failed」と書いてある紙を貼って堂々と運行している姿に爽やかな諦めを感じた当方は、車検後戻って職場のエレベーターをチェックした。さすがに「PASS」と書いてあった。よっしゃ!(それが当たり前だっつーの)
 次は乗り込む前に分かるような場所に貼っておいて欲しい(でもどうせ誰も見ないんだろうな)。

2006年10月22日

Chevrolet Monte Carlo

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こういうのをパーソナルクーペというのか。しかし2+2クラスのこんな車でもやたらとでかい。でかすぎて緊張感がないんじゃないかと思えるくらいだ。あ、緊張感とか凝縮感なんてものはこっちの人には必要ないのか・・・。あちこちに点在するやりすぎ感有りのディテールが「俺はかっこいいぜ!」と言いながら別の方向に向かっていそうな、言うなればダサかっこいい、というと「ダサいけどかっこいい」となるので逆の意味でかっこダサイ、というとちょうどいい感じかも知れない。しかしこのなんというか、ちょっと田舎っぽいこのテイストが理解できるようになったら自分も立派なアメリカ人になれるかも、そういう意味では試金石的な価値のある車、と位置づけてもいいかも知れない。全然自信がないが。でかいシルビア、そう思ったらシルビアのオーナー様に失礼ですか。

Comic Life

新しいMacにはバンドルされているこのソフト、日本で買うと6000円だがこちらでは29ドル。面白そうなので買ってみた。
感想:誰ですか、こんな楽しいソフト作った人は。

・まずコマ割りはいくつかのテンプレートから持ってくるだけ。
・画像はiPhotoのライブラリから(iPhotoを立ち上げずに)持ってこられる。ただドラッグ&ドロップするだけ。
・吹き出しも同様にドラッグしてくる。
・で、テキストを入れたらあとは絵の大きさとか吹き出しの大きさを調整したり、絵にエフェクトをかけたりするだけ。
・一番時間がかかるのが構成を考える時間だが、iPhotoからランダムに絵をインポートしたりもできるようだ。構成さえ考えつけば、あとはそれこそ15分もあれば一枚ともかく完成。
てなわけで、結果は面白いかはともかく、作るだけなら非常に楽しい時間が過ごせる事は間違いない。ちなみにこちらで買ったのは英語版だが、アップデーターをインストールしたら勝手に日本語版に変わっていた。これもまたグレートだ。近年まれに見るヒットだ。

2006年10月24日

Old Sturbridge Village

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アメリカのかたちを知ろうと思ったら、アメリカの昔の形を知るのもまた勉強だ。ということでボストン地域から車で1時間半、Sturbridgeにて1800年代の生活を保存する場所、「Old Sturbridge Village」を訪問してみた。ご興味のある方、下記リンクをどうぞ。

ryo907のレポート

こちらは本家サイト

2006年10月26日

除草剤

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 雑草は刈るものかと思っていたが、こちらでは吹き付けて殺すらしい。こんなにお手頃な除草剤がたくさん売っていた。70種類くらいの芝生を識別し、それ以外の200種類の雑草を殺す、それも吹き付けて1日目から効果有り、ってこれってある種のバイオ兵器みたいだな。
 芝生が緑に生えそろってて雑草もない状態、綺麗は綺麗なんだけど、生物学的にはかなり異質な空間のような気がしてならない。5000人くらい住んでいる男子専用独身寮みたいな偏りを感じる、と言ったら言い過ぎか。なんだか「君は綺麗だから友達ね、あとはみんなあっち行け!」と言っているような、造園とはそういうものなのかも知れないが、それにしてもやりすぎのような気がする。ちなみに、雑草にはけっこう与えたつもりだったが効果は思ったほどではなかった。それよりも秋が深まり、雑草は黄色くなってきた。薬よりも寒さだってか。
 さらにこれ、ノズルがかっこうよく収納されているが、取り外して使用するともう元の場所に戻せない。現在、倉庫の片隅にノズルが本体からはずれた状態で転がっている。もう少しなんとかならんものか・・・。

2006年10月28日

Pontiac Sunfire

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おそらく2004モデル。しかし何だろう、この濃い顔立ちは。PS2のGT4にも収録されていた車だが、まさか実在するとは思っていなかった。
もともとこの会社、(時には痛いほどに)濃すぎる顔立ちが特徴なのだが、これはその中でも頑張っている方だ(頑張りすぎない方がいい気もするが)。ライトの上の黒線、ボンネットがずれているのだろうと思ってよく見たらわざと作ってあった。
Pontiacそのものも西海岸では余り見かけず、東海岸地区ではかなり見かけるのはなぜか。突き抜け方がコンサバだからなのだろうか・・・。
(ちなみに後ろは結構普通だが、若干垂れ下がっているというのもけっこう珍しい気がする。)

2006年10月29日

LA郊外=瀬戸内海説

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 スターバックスが日本に進出しはじめた頃だから1999-2000年頃か?ロサンゼルス郊外に出張のとある休日、スタバの土産を買うために近くのモールに歩いていく、という僥倖に恵まれた。そのころの米国店には、日本店にはないアイテムがいくつかあったのだ(最近は分からないが)。モールへの移動区間、まわりはイチゴ畑で何もない。歩道すらない場所もある。てくてく歩いているのは自分だけ。横を通りすぎる車から見ているドライバーが「おまえ何やってんの?」的な好奇+不審な視線をこちらに向けている。でスタバに着くまでの1時間弱、多数の方々に不審に思われながら歩き続けてしまった。
 もし自分が瀬戸内海の小島に住んでいて隣の島に行く時、泳いで渡っていったとしたら相当珍妙に見えるだろうな?自分がやっている事は、そしてドライバー達が自分に向けている視線は、まさにそれなんじゃないか?いくら天気がいい昼間だからって、この何にもないところをてくてく歩いている自分は、瀬戸内海を泳いで渡っている人くらいアホに見られているんじゃないか?
 車で移動が当たり前。それを痛切に感じながら歩いた一時間弱であった。
 最後にスタバに一言。ビジネス区域だからって日曜閉めるのはあんまりなんじゃないか?おかげでまたアホに見られながら、しかも収穫無しでさらに1時間弱歩く羽目になったじゃあないか。

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