Stretched Limousine
Lincoln Towncar Interior Report
たまたま乗る機会があったため、車内を撮影させてもらった。
ただ、車内のしつらえ具合は車によって違うので、これ以外にも
いろいろなバージョンがある事が予想される。(確認しようがないが・・・。)
外観。このストレッチ具合には何種類かあるようで、
・タウンカーそのもの、あるいは後席を少し伸ばしたもの
・対向して座る席が一列加わるもの
・横向きの席がさらに加わるもの
の3種類くらいはありそうだ。写真のものはもっとも長いタイプに
入ると思われる。
席のレイアウト。
後席から前を望む。室内は黒革にバーズアイっぽい木が。運転席との間には
隔壁があり、必要に応じてこの部分を閉めて運転席に会話が伝わらないように
出来る。この写真には写っていないがDVDシステムがあり、どの席に座っても
画面が見えるよう、複数のモニターがあちこちに仕込まれている。
また、スピーカーもあちこちに配置されている。席の下にあるルーバーは
エアコンの空気吹き出し口。ここ以外にも窓の横とかあちこちに
吹き出し口はある。ちなみにエアコン全開にしたらかなりうるさかった。
写真向かって左奥の人のフットスペース、狭くはないがちょっと窮屈かも、といった感じだ。
真ん中のミニバー。手前の銀色の穴はワインを突っ込んでおくところ。
その横のふたを開けるとクーラーになっており、ミネラルウオーター等
入れておく事が出来る。ワイングラスがアクリルのホルダーにかけられている。
残念ながらグラスはアクリル製だ(そりゃそうか)。その上にはDVD等観賞用の
モニターが見える。
ちょっとピンぼけ。焦って撮影したため。後ろの席はもっとも偉い人が座るので
シートも大きめ。シートの後ろに木目のものが見えるが、あれがDVD等観賞用プレーヤー等
AV機器群が収められる箱。天井に見える木目の箱からはちょっと大型のモニターが
下がっており、偉い人が見られるように成っている。
座ってみた感じ、偉い人が後ろ、その次は前、真ん中の横向きの席は
一番下っ端が座るイメージだった。また、後ろ向きの席は経験者によると
「むっちゃ車酔いする」そうで、注意が必要。当方は今回は横向きの席を
使用した(一番下っ端)が、酔うようなことは無かった。もっとも
全員座ると足のスペースが若干不足しているような気がする。
乗り心地そのものはリムジンだからどうということはない気がした。
もっともホイールベースが長いからか窓などの開口部分が少なく
なんとなく守られ感、悪く言えば閉塞感あり。(インテリアも黒でスモークグラスだし)
開放感とか広さとかを考えればミニバンみたいな背の高い車の方が
のびのびしていいような気もするが、もともとセダンを改造して、
それがだんだん長くなって今の形になったような、なんというか特殊な成り立ちの
車なんだろうな、というのが正直な感想だ。