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2006年8月 アーカイブ

2006年8月 4日

省エネ

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省エネ、という言葉は、本当にここには似合わないように思います。
今居るボストン近くのオフィス、昔よく出張で行ったロサンゼルス近くのオフィスに共通して言えるのは、
・大半の人は、帰宅する時にPCの電源を落とさない。週末もそのまま。スクリーンセーバーが動いていることもあれば、画面がそのまま表示されっぱなしの端末も。
・部屋の照明、これも消して帰らない。週末も煌々とついたまま。
・エアコン、つけたまま。ま、これは効率の問題もあるのでどちらがいいとも言えないかも知れないが・・・。
で、これが通常時ならともかく、電力が足りない警報がニュースで何度も繰り返されるような日でさえ、みんな照明つけっぱなしで帰っている、まるで何事もないかのように。世界中でたった二億人のアメリカ人が、世界の25%のエネルギーを使っていると聞いたことがあるが、どうなんでしょう。ちなみに電力に限って言うと、1997年、アメリカ合衆国は世界全体(139,446億kWh)の25.6%を発電している(帝国書院、新詳高等地図)。こういう国が京都議定書を受け入れ拒否すると、周りが白けてしまうんですが。それはともかく、それだけ使っている、という意識が無いように見えるところが怖い。
・まず、どれだけ使っている、という理解を持っていただくために、各機器に電力メーターをつける。(それはさすがに嫌か・・・。でもやった方がいいわな・・・。)
・ハイブリッド車など、省エネしていることがステータスなんだ、という戦略で各社攻める。ボランティアするのが立派な社会人、ということになっているみたいだし、出来ないことはないはずだ。善意に訴える。これだ。
・ブッシュ大統領など、周りの偉い人は石油関係の重鎮と聞く(マイケル・ムーアの本だったか?)。エネルギーを使わせたい人たちから少しでも心を離していくような何かのネタ。石油が高い、今こそチャンスだ。
・PC等、すぐに立ち上がって使えるようになるような技術の開発。PCのメモリはHDDでなくて、全てフラッシュメモリだ。
何で現地の人が何も考えずに無駄使いをして、たまたまこっちに来ている我々がこんなにやきもきしなければいけないのかが、非常になんつーか引っかかるのですが、今まで日本で住んでいたせいか、ここに住んで同じように無駄遣いするシステムに組み込まれている自分が非常にいたたまれなくなる瞬間があるのです。

2006年8月 5日

シコルスキー

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ボストンからニューヨークに至る、I-95にて発見。え、それがどうした?
いや、だって珍しかったのでつい・・・。男なら分かるよな・・・え、
分からない?・・・・・・・・。

2006年8月 6日

トラック

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ryo907の会社の従業員A「トラックに乗ってるよ。FORDのF150。大きい犬を後ろに乗せるし」
ryo907が間接的に関係した、オレゴン州のとある会社員「トラックに乗ってるよ。だって薪運んだりするのに、荷台が要るし」(本当か?)
 ということで用途は様々なれど、アメリカに置いてトラックが何故こんなにポピュラーで、かっこういいのが売っていて、カスタムパーツもあり、オーバルトラックでレースまでやったりするのか不思議に思っていた。
 が、オフロードを2台後ろに載せて走っていくトラックを見て、恐らくすごく当たり前のことにryo907はたった今、気が付いた。トラックは実用車でなく、RVだった。
 テント等のキャンプに使う荷物を満載する、バイクなど汚れるものを積載する、大きな犬も載せる、いろんなものをどかっと載せて走れるトラックは、そりゃあそもそもは業務用だったろうが、既に一部は完全なレジャー・ビークルだ。でなきゃ、こんなデザインの車、出来ないわ(写真はHonda Ridgeline)。もっともRVだからレースに使われたりカスタムパーツが出揃ったりするわけじゃ無いだろうが、すくなくとも非常に愛されていることは確かだろう(CUBEMAN曰く「日本でレースやるなら、GTカーより今や1BOXだね」)。
 でかいものを載っけて、ほいほい走っていけるでかい車、その車が走れる環境がなんとなく羨ましく思われるryo907でありました。

2006年8月 7日

空から見張っております

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 I-395で発見。速度違反を空から見張るなんて、はは、そんなお金の無駄遣い、するかね普通。
 でも本当に飛行機でしか見張らないとしたら、車としては実際走りたい放題だよな〜・・・。
 と思いながらいい気分で走っていたら、パトカー路肩に止まって見張っているじゃあーりませんか。で、ryo907が通り過ぎた後から追いかけてくるから、もうだめかと思いましたですよ、捕まるようなスピードじゃないと思っていても。結局どこかで曲がっていなくなってしまったが。紛らわしいっつーの!つーか、助かったー・・、のか。
 結局、この標識の意味するところは一体何だったのか。現時点でのryo907の結論:ただのフェイント。

2006年8月 8日

Chevrolet Lumina

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 もう15年以上も前か?記憶が確かではないが、はじめてこの車を見たのは日本、Nakamichiカーオーディオのデモカーに使われていた。その時の自分の気持ち、さんはい、
「うひょー、すげーかっちょええ〜!!」
あの時の狂おしいまでの気持ち、今思えば、あれは萌えだったのか(違うか)。ともかく、バン(1Box)をみてあんなにびっくりしたのは、現時点で今でもこれが最高なんじゃなかろうか。
 この何というか、デトロイトショーのコンセプトカーがそのまま実車になったような、整理されまくった感じ。特に窓。思えば縦配列のリアランプも時代の先を行っていた感じが(これ以前の車を調べた訳ではないが)。このリアランプ、ブラックアウトして窓と同一化するとさらに未来感+20%増し。さらにAピラー等も全部取っ払って前ガラス・フロントドアのガラスを全て一体化してしまえば(どうやって乗り込むよ?)、もうシド・ミードのスケッチまんまだな、きっと。
いやー、久しぶりにいいもの見たって感じだ。

2006年8月 9日

ヘルメット

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 この付近では自転車に乗る際には、ヘルメットはほぼ必須となっている。無くても問題はないようだが、かなりの人がヘルメット着用している。しかし、バイクのヘルメットに関しては、どうもそうでもないようだ。
 ちなみに現在住んでいるマサチューセッツ州では、バイク運転時にヘルメットは必須となっている。が、他の州ではなくても良い場合もある。そうなると、皆ほとんど、特にハーレー系の人はほぼ全員がノーヘルになってしまう。(さすがに目を保護するため、サングラスはだいたいしている)もっともヘルメット必須といってもハーレー系の人が使っているメットは厚さ1センチくらいの、日本ならスクーターにも乗れなさそうな代物だ。どうみても自転車のメットより薄い。これ、どうなの?
 交通量の少ない田舎道をハーレーでデケデケ走っているのを見た時は、正直「ノーヘルも気持ちいいかも知れない」と思ったが、フリーウエイを130km/h以上でかっとんでいくレプリカがノーヘルなのを見た時には、「知らんぞわしゃ」という感じだ。車で走っていたら近くに寄ってこないで欲しい、と思う。全員がノーヘル/超うすうすメットというわけではないが、それにしてもこの自覚のなさ、これは一体どこから来るのだろう。
 特に根拠もなにもまだ無いが、現在の感触としては、「バイク=オープンカー」って感じだろうか・・・。オープンカーでメットして走っていたら余りにも本気すぎるし、そんなところかな・・・?また何か考えたら書いてみるか・・。

2006年8月12日

森は酸素の発生源だよ、な?

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 ボストンからニューヨークまで車で走ると、これがまた見事に200マイル(320km)くらいずっと森の中を走るのだが、これだけ森が広いと言うことは、もしかして、アメリカ合衆国は地球の酸素発生源として非常に重要な役目を果たしているのではないか?という疑問に至る。
 はい、そこで検証。非常に乱暴な計算だが、各国の総面積、森林面積比率から森林面積を算出してみる。とりあえず海からの酸素発生量は無視した。畑や草原も酸素は発生しているだろうが数字がないので無視。またタイガと熱帯雨林では酸素の発生量もそりゃ違うだろうが、とりあえず数字だけで計算してみた。(帝国書院 新詳高等地図)
国名 陸地面積(千平方km)×森林比率(% )=森林面積(千平方km)
インドネシア 1,905×60.6%=1,154千km2
インド    3,287×21.9%= 719千km2
中国     9,597×14.3%=1,372千km2
日本     378×66.8%=252千km2
コンゴ    2,345×48.2%=1,130千km2
ドイツ    357×30.7%=109千km2
フィンランド 338×65.8%=222千km2
ロシア連邦 17,075×45.2%=7,717千km2
アメリカ  9,630×23.2%=2,234千km2
カナダ   9,971×26.5%=2,642千km2
ブラジル   8,547×65.2%=5,572千km2
オーストラリア 7,741×5.4%=418千km2

・やはりというか何というか、ロシアの面積は圧倒的じゃないか。
・しかしブラジルもさすがだ。気候的に考えても、この国の重要性は世界一といって差し支えないのだろう。伐採による様々な問題が言われているが、この国があれだけ取り上げられるのも分かる気がする。
・アメリカ、カナダも面積的には非常に重要なことが分かる。世界第3,4位だ。もっとも面積が大きいのだから地球全体における責任も、それだけ大きいだろう、な。
・中国、インドは数字的には大したこと無かった。
・インドネシア、コンゴなど熱帯の国もあなどれないな。
・日本は森林は多い(この数字、本当か?)が、国の面積が大きくないので、結果も大きくない。フィンランドと同じくらいの数字ってのが面白いな。
・ちなみに森林面積比率の最も高いのは、ガイアナ共同共和国、スリナム共和国の94.4%だった。

・・・ということで、地球的にアメリカの森林の重要性が分かったところで、本日はちょっと満足。あ、そうだ、この本によると、アメリカ・カナダの森林面積は年々増大しているが、ブラジルは年平均26千km2、インドネシアは11千km2、コンゴは7.4千km2の割合で森林面積が減少している。長野県の森林面積は10千km2、だそうだ。

エアコン購入

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 8月上旬、あまりにも暑い日が続いた。最高気温41度C。蒸し暑さは日本ほどではないとしても、それにしても暑い。もともと窓の開口が大きく取れない(防寒対策?)せいか風の通りが悪いので、屋外よりもむしろ屋内が暑い。
 ということでエアコン購入。ちなみに80ドル。あと1週間早ければ70ドル以下だった。暖房にはお金を使う反動か、冷房はだいたいこんな安物で済ます家が多いようだ、周りを見ていると。で、取り付け完了。80ドルの製品(韓国LG製)だから、非常に単機能。風はHigh/Low切り替えしかないし、タイマーもない。ま、たまに冷やすだけだからそれでいいのか。
 問題を一つあげるとすると、8/13本日、最高気温は25度、最低気温は11度となっており、既にエアコンを使う必要性が全くなくなっていることだ。今年は、一度使う前に取り外して収納することになるかもしれない。

2006年8月13日

海に行った、これすなわち海水浴なり?

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 子供と思いで作り。というか、せがまれて行った。大西洋を遙かに眺めながら入る海。あの向こうはアフリカなのか。特に入り江というわけでもないが、波は静かだ。
 しかし寒い。気温は25度くらい?しかし水温が低い。既に季節ははずしたか?ってまだ8月半ばか・・・。見ると海に入っている人はほとんど居ない。砂浜であそんだりしているが、基本はみな寝ころんでいる。つまり、海水浴、というより日光浴、か?うちの子供は4-5分も入っていたらがたがた震えはじめ、歯の根が合わなくなってきたので仕方なく海から上がる。
・海の家みたいに休めるところはなかった。各自いすやサマーベッドを持ち込み。
・トイレとシャワーはあった。売店もあったが、スナック等のみ。
・海でアルコールは御法度。この州だけか?
・ペットも禁止だった。犬を連れて行ったのだが、連れて行けず、自分だけ一度家に犬を連れ帰った。結果、2往復。時間がもったいなかった。
・割れたら困るようなガラスも持ち込み不可。
・上記のことをルールとしているせいか、海岸そのものは非常に綺麗。痛いもの踏むような危険もなく、ゴミもほとんど気にならない。打ち上げられる海藻も取ったりしている、みたい。以前住んでいたところに近い江ノ島や七里ヶ浜と比べるのがいけないのかもしれないが。次は、日光浴に行こう。

Cadillac SRX

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 02年にデビューしたコンセプトカー、CIEN。その後Cadillacはそのデザインコンセプトを各市販車に反映、シャープなラインを継承しつつ、コンセプトカーも新しくしながら、現在に至る。素晴らしいじゃありませんか。触ったら手が切れそうにシャープな、エッジの効いたかたち(超好み)、そのコンセプト。そしてそれでブランド統一。いや、素晴らしい。
 しかしこのデザインコンセプト、スポーツカーからSUVまで統一することは、どうなのよ?とちょっと疑問が。そこでちょっと比較。
写真上:Cadillac Cien (言うまでもなく、GT4から)
写真下:Cadillac SRX (バイクみたいな名前だな)
デザイン統一している、と自分で書いておいて後から比べてみるというのもどうかな、という気がするが、これを見る限り、かなり頑張っているように思える。
・Cピラーの形、後ろの窓のV字形状なんてそのまんまやん、と言ったらほめすぎ?
・写真は撮らなかったが、前ライトもよーく似ている。
・バックランプの形状もまたどうなのよ。
・ボディパネル側面に走る、斜めに駆け上がる折り目もいい感じだ。(その処理そのものは昨今よく見られるが)
・よく見ればホイールも7本スポーク。
・後ろナンバープレートのあたりも、何げに似ている。
・サイドウインドウのあたりは非常に普通に見えるが、そこから後ろの処理で劇的に似せているような気がする、この角度から見ると。

本当は、「この形はSUVなど車高の高い車には良くないのではないか?」ということを書くつもりだったのだが、本当は今でもそう思っているのだが、こうして比べてみるとこの車が意外に、といったら失礼か?良かったのでちょっと弱気になって前言、とりあえず保留。もうすこしネタを集めたいと思いますキャディラック様にたてついて、いやたてつこうだなんて考えただけでも大変申し訳ありませんでした。事情が許せば買って乗りたかったです(弱気を通り越して卑屈)。

2006年8月15日

Nissan STANZA

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雨の中通勤中、ふと見るとなにやら直線的な車が。「日産?」「スタ、スタ、スタンザ!?」
隊長、絶滅危惧種を発見しました!まさかこんなところで発見するとは・・・。もう何十年も名前すら忘れていたような気がする。この形、いつ頃だろうか。1980年代初頭?思わず撮影し、ほくほくして家路についたが、雨粒のついたガラスにフォーカスが合って車はピンぼけ。ツチノコの写真を撮ったと大騒ぎしている小学生みたいな結果になってしまった。
GAZOO.comで検索、ありました!1986年発売。思ったより新しかった。姉妹車・オースター。懐かしすぎる・・・。

2006年8月16日

洗濯機

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うちの洗濯機。借りている家に備え付けてあった。何十年前の機械よこれ?とはじめは思ったが、こちらではこんなのが普通だというのが分かってさらに驚いた。
・まず全体の形。それこそいつの時代の洗濯機よ?という感じだ。板金丸出しだし。
・乾燥機とセットになっているが、洗濯機は服を上から出し入れ、乾燥機は横から出し入れ、ってことは、濡れたものを上から出して横から入れる、ってなんか操作の基本の「き」からなってない感じだ。それが電気屋さんに行ってみても、まだこういう「新」製品がずらっと並んでいる状況はどうよ?
・写真下は洗濯機の操作ダイヤル。ダイヤル一つで操作を全て(でもないが)コントロール出来るところが便利なのか?でも水量はその横のダイヤルで4段に切り替え可能とか、ブザーの音の大きさをさらに横のダイヤルで3段階に切り替えるとか、モーターの強さをまた別のダイヤルで5段階に切り替える、とか、なんだかアナログシンセサイザーのVCFをいじっているような気分だ(そんな事無いか・・・)。要は服の量とかにあわせて洗い上がりを調整するコンピュータみたいなのが全く入って無いんだろうな、これ。

そんな機械だからダメダメだろうかと思っていたら、意外に使える。
・乾燥機、ドラムが巨大なのですごくふわっと仕上がる。そのせいかどうか分からないが何でも乾燥機。ハンガーに掛けて乾す習慣がない。
・洗濯も巨大なドラムでとにかく洗う。細かいことを気にしなければ、綺麗になるんだからいいじゃん、という感じだ。

そこで満足するから、形も機能も先に進まないのだろうか。進む必要がないのか。日本の洗濯機みたいなものがあったら、あっという間に市場を占拠できそうな気がするが、どうなんだろう。やはり単機能でも安い方にユーザー様は流れるのかな・・・。

2006年8月17日

車の目

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ここのところ、といってもかなり経つが、ライトのカッティングが変わって非常に鋭い目つきの車が増えた。目つきが鋭いのはいいのだが、経年変化で白化したりすると、とたんに格好悪くなってしまう。これ、一般的な耐用年数ってどのくらいなんだろう、また、どのくらいを想定しているのだろう。
例:
上-うちのシビック(06年式)。なんとなくクリスタルな、限りなく透明に近い、凛々しい目つき
下-近くで撮影した何だろうこれ、シボレー・モンテカルロあたりか?スーパーのヒラメみたい。目つきが既に死んでいる
もちろん、平均的な耐用年数よりは持つように作ってあるんだろう。が、もともとライトは車の目であるだけに、今の目つきがきりっとしているだけに、そうでなくなってしまった時のショックといったら、ウレタンバンパーが粉吹いた以上の視覚的ダメージがあると思うのはryo907だけだろうか。例えば今のBMW、イカリングみたいな目玉ライトがかっこういいが、あそこが白濁したらどうよ。配光パターンなんかも変化して、場合によっては危険なんじゃないだろうか。(そうなったからと言って交換する人も多くないだろうし)ほとんど人ごとながら、ちょっと気になるこの頃であった。

2006年8月21日

日本に来てますです

出張で日本に戻りました、来ました?ま、どっちでもいいか。
約1年ぶりに来てみると、我々の行動は思った以上に習慣に頼っていることが分かった。
・地下鉄、プラットホームのどっちに向かえばいいか分からず、きょろきょろ。
・東横線、横浜-渋谷260円?これって子供料金だっけ?ときょろきょろ。
・電車の中で、「どこまで何分」みたいな表示の意味が理解できず、いや理解できたんだが「なんだこりゃ?」とまじまじながめる。
・横浜駅、いつも使っていたにも関わらず、どの線が東海道か思い出せず、きょろきょろ。
 ということで、ちょっと挙動不審な外人感を味わってみた。

2006年8月29日

日本の水田

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日本に降り立ち、成田エクスプレスから「アメリカと何が違うんだろう・・」と思いつつぼんやり車窓の風景を眺めていたが、一つ気が付いた事は、
・一枚の水田は、必ず水平である
という、これまたすごく当たり前のことだった。たとえ斜面でも一枚一枚の田んぼは水平に保たれているが(いなかったら大変だ。それはそれで見てみたい気もするが)、畑はそういう縛りがないので、多少なりともうねうねとしている。
ま、もっとも北海道あたりに行けばうねうねな風景もいっぱいあるので単純に日本ぽい、アメリカぽいとは言えないだろうが、一年ぶりにアメリカから日本に戻ってきて思った事は、そういう事である(もう少しまともな事は思いつかんのか)。

2006年8月31日

ドアのハンドル

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一般的なドアのハンドル。こうなっている場合、縦の棒は引く、横の棒は押す事になっている。いままで逆だった事は一度もないから、絶対に間違わない。ドアの前に誰かが居る時も、どっちに開いてくるか想像できるし、自分が誰かのために開けてあげる時もスムーズにできる。これ、日本も昔はこういうルールがあったと誰かから聞いたが、どうなってしまったのだろう。久しぶりに日本に戻ってホテルやデパートでドアを開けようとした場合、近づいて「押」「引」の文字を確認しないとどっちに開くか分からなかった(実際あちこちで何度もごつごつ押引を繰り返した)。これ、アメリカにしては(と言ったら言い方悪いか?)ウルトラグッドデザインなのではないかと思うのだが・・・。誰がどう見たって間違えようのない形状(若干の経験が必要ではあるが・・・)。例えばエレベーターの開閉ボタンも、これくらい明快に見た目で区別できると素晴らしいと思うのは、ryo907だけであろうか。そう思いつつ、もうアメリカに戻ってきてしまいました。日本の梨、うまかったです。

NASA X-4,X-5

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日本の友人からいただきました。X-Planes(NASAの実験機模型シリーズ)、X-4, X-5です。米国で探していても見つからなかったのに、どうやって入手されたのでしょうか。ありがとうございました。
右:X-4 ノースロップが開発した無尾翼実験機。ノースロップの執念はついにB-2ステルス爆撃機までたどり着くのだが、しかし無尾翼機、当時技術的にどういうメリットがあったのだろうか、どう考えても分からない。今でこそ翼が少ない方がステルス的に有利であるとは考えられるが、当時はそういう認識もなかったろうに。ただの技術屋としての興味?執念?X-4を見ると、なんだか何かが足りないような、見ててすごく不安な印象を受けるがどうなんでしょうか。
左:X-5 可変後退翼機の実験機(ということは、開発はグラマンか?あ、Bellと書いてあった)。なんというか、馬面っぽいというか、バッタぽいというか、これもまた変態的な形状だ。F-14トムキャットのお父さんには、ちょっと見えない。トム・クルーズも認知してはくれないだろう。
しかしこうしてX-Planes並べてみると、何かに挑戦する事の素晴らしさを形から教えてもらっているような気がして、なんだかいい感じだ。ともかく、ありがとうございました。

About 2006年8月

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