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2010年1月 アーカイブ

2010年1月 1日

自分のテープを発掘

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生前オヤジにテープ/レコード類を捨てられて大激怒したのだが、どういう訳か実家の物置からそいつらが発掘された。もう絶対に出てこないだろうと思ってあきらめていたので、なんつーかもうむちゃくちゃ嬉しい。テープを一本手にとってラベルの曲名を見ているだけでも、小学生-高校生くらいまで?の様々な思いがわき上がってくる。うーん実に素晴らしい(ちなみに内容は当時のJ-POPもとい歌謡曲、子供の頃の自分の声、テレビ番組録音、音楽教室の教材レコードその他だったりするので、内容そのものが素晴らしいかどうかは別問題)。なんというか、記憶の列車を最後尾から数両切り離してしまったはずが、ロープで引っ張っていたことに気付いたような。
で、結局あの大激怒は何だったのか?という気もするが、こっちとしては電話で「捨てたから」と言われただけだし(結局捨てられて無かったわけだが)。後で墓の方向に向かって手を合わせておこう。
とにかく、超ハッピーだ。

2010年1月 6日

懐古趣味について考えた

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ここのところブログの画像がテープばっかりだ。実際そういう事をしているのだから仕方ないのだが、古いものを聴いていると、もしかして懐古趣味に陥ってしまったのではないかと心配になる。ということで自己を再確認してみた。
・古いものを聴いたり知ったりする事そのものは、懐古趣味ではない。演歌であろうと、グレゴリオ聖歌であろうと、複雑なオーケストレーションだとか声の運びとか、新しい発見がある(温故知新とはそういうことですか?)。それを求める限り、古典を知ることは懐古趣味ではない。
・一方、新しい何かを求めることをやめた時、過去体験した感動の再体験ループに嵌り込んでしまったとき、懐古趣味が始まる。
 ・新しい曲でも「ああいいねえ」で終わらせてしまうような聴き方
 ・新しいジャンル、新しい人を開拓しないで既存のものだけで完結させる
と言う風に考えると、自分がやっていることは決して懐古趣味ではないな。以上! ・・・子供の時おじさんを見て「古くさいことやってんな」と思ったことが何度もありますが、何も分かってませんでした。すみませんでした。と、過去の自分に成り代わって世間にこっそり謝っておく。その替わり、自分を懐古趣味の漏斗から(気持ち的に)脱出させることに成功。よし。

2010年1月 9日

ムーミンのDVD

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最近家に来たDVDなのだが。
タイトルは「楽しいムーミン一家」
収録されている2話のサブタイトルは
「寂しそうなパパ」「旅に出たママ」
・・・全然楽しそうじゃない。内容を見てみたら、自分の知っているムーミンのお話で安心したのだが、やはりこれ、ネタかな。

2010年1月16日

アメリカ人から見た外タレの英語力#1

音楽業界で世界的に成功しようと思ったら、英語で歌う。これはマストだ。一般的に考えて、日本語で歌って世界を席巻できるとは思えない。やっぱ英語だ。だから、米国/UKのみならず、世界中のアーティストが世界市場に挑戦すべく、英語の歌をリリースしている。もちろん日本のアーティストも何人もが挑戦している。しかし、こうして「母国語でない英語で歌う人の歌」は、英語圏の人たちにはどう聞こえているのであろうか。どれくらいの訛りであれば許されるのか。変なアクセントであれば、どんなによい曲でも受け入れてもらえないのではないだろうか。ジェロの演歌は素晴らしいが、彼が「あ~ぁ、かわ、のな~がレのyou knee」等と歌ったとしたら、その歌に感動を覚えることはできるのか。


・・・なんてことを考えついたのも、最近入手した一枚のCDが発端であった。
Playing My Game by Lene Marlin
この人はノルウェーの女性歌手で、1999 MTV European Music AwardsでBest Scandinavian artistとして表彰されている。実力はあるはずだ。いわゆる爽やか系の女性ボーカルなのだが、聴いたところ、英語のアクセントが「これはちょっとないんじゃないの?」と思われるものだった。なんというか、アメリカで聴いたことのないアクセント。日本人が聴いて「?」と思うくらいだから、実は猛烈に変なアクセントなのではないか。・・・と考えると、「じゃあ英語圏で歌っている外国人の人は、実際どうなのよ?」という質問にたどり着く。

ということで検証。登場頂くのは知人の米人2名。彼らに米国ではない国の人が歌っている歌が、米国人の歌と区別できるのか、出来るとしたら受け入れられるのか(感動できるに足るレベルの英語なのか)をヒアリングする。我々は日本人で、英語のニュアンスについては分からない。しかし、彼らなら分かるはず。皆様わくわくしますか。え、しませんか。当方は非常に楽しみである。
それでは、以下が評価に使用した外タレの皆様。我々にとっても外タレだが、アメリカ人にとっても外タレだ。皆さん超メジャーなので問題はないはずだが、とりあえず聞いていこう。


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Nickelback (Canada)
骨太なロックで米国では国民的スター。ラジオを付ければ必ず流れている。当方はCanada出身であることを最近知った。

Coldplay, Oasis (UK)
UKのメジャーどころとして聞いてみました。好みに偏りが?まあいいじゃないか。

U2, Enya (Ireland)
第一公用語はアイルランド語だが、現地では一部の中高年をのぞき英語が使用されている。Enyaの曲では一部アイルランド語のものもあった、ような。

Rickey Martin (Puerto Rico)
どこの人か知らなかったが、調べたらプエルトリコ出身だった。ちなみにプエルトリコは米国領だが、一般的にはスペイン語が話されているとのこと。

ABBA, Cardigans (Sweden)
北欧系で誰でも知っているABBA。「北欧のシブヤ系(死語)」カーディガンズのプロデューサーであるトーレ・ヨハンソンは日本のアーティストのプロデュースもやっていた(例:原田知世)。

Bjork (Iceland)
熱狂的なファンが多いとも言われるアイスランドの歌姫。どうなのよ。

JET (Australia)
iPodのCMにも使用されたAre You Gonna Be My Girlはあまりにも有名。

ということで、結果は次回。しばしお待ちを。

2010年1月20日

アメリカ人から見た外タレの英語力#2 米人に聞いてみる

前回はアメリカ人から見た外タレ、すなわち米国以外のアーティストの歌の英語というのはいったいどの程度のものなのよ、という疑問の提起をした。今回は知人の米人2名(東海岸出身AとB)に、外タレの英語がどの程度のものなのか、聞いてみた。聞いてみたのは以下のアーティスト。いずれも違わぬビッグネームばかりである。こんなところでこんな事されているなんて知りもしないだろう。知ったところで気にするはずもないが。
Nickelback (Canada)
Coldplay, Oasis (UK)
U2, Enya (Ireland)
Rickey Martin (Puerto Rico)
ABBA, Cardigans (Sweden)
Bjork (Iceland)
JET (Australia)

まず、一般的な回答としては以下の通り。
一部を除き、米国人の発音との違いは見られない。すなわち、歌を聴いて米国人かそうでないかを区別するのは困難。歌としては、ほぼ全員問題ない。(A) (区別できるアーティストは後述)
まあまあ分かるかな。国籍は特定できないまでも、米国人でないことはなんとなく分かると思う。歌としては、ほぼ全員問題ない(B)。

各アーティストについて:
Nickelback (Canada)
カナダ出身ということを知らなかった(A)。

Coldplay, Oasis (UK)
UKの発音は、けっこう区別しやすい(AB)

U2, Enya (Ireland)
かなりアメリカナイズドされており(U2)、全く問題なし。

Rickey Martin (Puerto Rico)
英語の発音としては問題ないが、あまりにも歌に内容がなさすぎて、感動する余地がない(AB)。なるほど、それで和訳しても「アチチアチ」になる訳だ。大変よく分かりました。

ABBA, Cardigans (Sweden)
歌としては全く問題なし。喋ったら分からないけど(A)

Bjork (Iceland)
アクセントが強烈すぎる。アメリカの発音ではまったくない。しかし、それが歌詞の内容と相まって、よけいに歌のメッセージを強くしている(AB)。なるほど、カルトな人気を博すのもそういうところから来ているのかも。

JET (Australia)
歌を聴いたことがない(A)。アーティストそのものを知らない(B)。おかしいな。昔に住んでいたボストンではしょっちゅうかかっていたのだけどな・・・・・。

ということで、以下は当方の感想。
・歌よりも、喋りの方がアクセントはストレートに現れる。当たり前といえばそうだが、米国でもどうやら同じらしい。BoAの歌を聴いても国籍を当てる自信はないが、会ってしゃべればすぐ分かる(はず)。
・逆に歌は、メロディでアクセントやイントネーションがかなり固定化されてしまうので、アクセントの違いが出にくい。メロディがあるということで、ある程度はごまかせる。
・しかし、ということはだ、歌い手の発音に問題がなくても、メロディの作り方次第ではかえって変な曲になってしまう可能性があるかもしれない。日本人は日本語のトレーニングを長期にわたってしているので、たとえば「走る」という言葉一つとっても、「はしる」の「し」にアクセントを置く(とりあえず標準語としては)ことは誰でも知っていて、メロディを作るときにそれが自然に聞こえるように(意識しなくても)音符を置いていくことができる。しかし、そのへんのセンスが分かっていない人がメロディを作ると、なったく「なってない」歌になってしまう可能性がある。ということは、Bjorkを除いた今回調査の全員は、そういうセンスを持った人が曲を作ったか、あるいはそういう人のアドバイスを受けながら作った、ということになる(あるいはBjorkがわざと外して作っているか)。
・アメリカにも方言があるし、今回試したアーティストが標準的な英語からどれだけ離れているか、たとえば標準語と関西弁くらい離れているのか、というのを比較するのはここでは難しい。ただし、彼らと話をした限りでは、国土が広くて多人種国家である米国は、方言とか訛りについては日本語よりも寛容なのではないか、という印象を持った。
・面白かったのはBjorkで、なぜか二人とも「いや、別にオレは好きとかそんなんじゃないんだけどね・・・」といった態度を取ること。カルトな歌を好きというのは、あるいはBjorkの歌が好きだというのは、そんなに勇気の要ることなのか。あるいは彼女の歌を自分が分かってないだけなのか。
・前回のエントリーで出したLene Marlinの歌は、「まあ問題なし(A)」「ちょっとアクセント強いかな。アイルランドっぽいか?(B)」だそうで。


さあそこで日本人。今までもたくさんのアーティストが世界進出をしようとしてきた。ピンクレディー、矢沢永吉、松田聖子、ドリカム。世界を目指した、彼らの英語力というのはどうなのよ、と気になってくる。ヒットした歌もあればそうでないものもあり。その原因は歌なのか、発音なのか。例えばだ、以下の新旧2人あたりはどうだろうか。

ゴダイゴ
70年代後半に人気のあったバンド。「ガンダーラ」「銀河鉄道999」などが有名。5人のメンバーのうち2人は米国人?当時から英語の歌を多くリリース。当時小学生だった自分的には「英語はうまいんだよね?」と思っていたが、実際はどうなのか。


宇多田ヒカル
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(ジャケット写真、かっこうよし。元ダンナの才能を感じる)
新しめなところではこのあたり。海外生活が長いようだが、だからといって油断はできない。ちょっと住んでいなかっただけで、「いけてない」感は容易に作れてしまう。例えば、当方が「昨日クラブ行った」と言うだけで「なんだ行ってないじゃん」と言っている人には敏感に分かってしまう。そういうニュアンスからいろんな事が分かってしまう。言葉って怖いですね。宇多田ヒカルの歌は、基本的に日本語+英語のフレーズちょっと。ただそういう歌だと、時折入る英語のフレーズも「日本語的なフレーズ」になってしまっている可能性あり。それで判断されるのも本人が不本意と思われる(大きなお世話じゃと言われるな絶対)ので、ここでは本人が米国進出の際に作ったアルバム「EXODUS」から一曲「Easy Breezy」を選曲(このためにiTunesStoreで購入。200円なり)

さて、どうなる。

2010年1月27日

アメリカ人から見た外タレの英語力#3 -質問事項の確認-

今回は日本のアーティスト、ゴダイゴと宇多田ヒカルの英語を米人2名に評価してもらうと書いたが、その前に若干整理をしてみたい。

まず質問内容について、今までの流れから英語の歌がいい悪いには様々な要因がありそうなので、質問事項として以下の3つに分類した。
・英語の発音がなってない/まあ許容できるレベル/全く問題なし
 仮にも歌で何かを伝えるなら、最低レベルの表現力を備えてないと、聴く方も嫌だ。これは歌い手の問題。
・メロディが英語の発音に則していない/訛りはあるが、まあ聴ける/全く問題なし
 前にも書いたが、「走る」は標準語では「はしる」の「し」にアクセントが来る。こういうことが(気を遣わないでも)分かってて音符を並べていかないと、自然なメロディにならない。これは歌い手よりも作曲者の問題。そういうノウハウが英語圏に有るかどうか、日本人である自分は分からないが、きっとあるはず。
・歌詞の内容がなってない、あるいは意味がない、幼稚すぎ、意味不明/変な内容だが、まあ言いたいことは伝わる/全く問題はない
 翻訳ソフトで英語の歌詞を作る人はいないだろうが、知ったかぶりで変なスラングを使ってしまったりするのも要注意。これは主として作詞する人の問題。英語圏で住んでいたバックグラウンドがなければ、ちゃんと英語の分かっている人がアドバイスするとか、そういう人が作詞する等、配慮が必要。
・ここまでやって問題がなければ、あとは歌そのものの力とか、声質とか、現地でのプロモーションとかが重要になってくる、はず。

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次に今回ヒアリングするアーティストだが、ついでなので大幅に広げてみた。ここに書いてある情報は、特記なければ全てWeb上、Wikipediaとか公式サイトとか、Amazonとかから拾ってきたものである。

ゴダイゴ 「はるかな旅へ (Where'll we go from now?)」
ゴダイゴの英語の歌はたくさんあるが、全編英語の歌でないとメロディーに影響があるかもしれない。モンキー・マジックでもよかった? 歌詞が「Born from Egg on a mountain top」じゃ「昔 卵 山の上」みたいな、ヘタウマ調の歌詞かも知れないし、今回は遠慮。作詞は奈良橋陽子、作曲はタケカワユキヒデ。奈良橋陽子は父親が外交官で5-15歳までカナダ居住、その後NYCで演劇を勉強したり、英会話学校を設立したり、ハリウッド映画のキャスティング(The last Samurai、太陽の帝国等)をしているとのことで、歌詞は問題なさそう? タケカワユキヒデ氏は東京外国語大学英米語学科卒業だが、特に海外経験はそれまではなさそうである。

ピンクレディー 「Kiss in the dark」
彼女らが全米進出の際に使用した曲。作詞・作曲:Michael Lloyd(マイケル・ロイド)どういう人かは分からず。まさか日本人ではないと思うが。日本以外で世界40カ国で同時発売され、全米ビルボードでは最高37位を記録。これは、「SUKIYAKI」(坂本九)が1位を獲得した以来の40位以内に入った曲とのことだから、決してヒットしなかったわけではないようだ。かなりセクシー路線で売ったため、日本ではイメージを損なうとの判断でほとんど放映しなかった。この人の場合は、発音がどうか、が問題となるのであろうか。

松田聖子 「All the way to Heaven」「We are love」
「All・・」はイギリスのみ発売(どういう層に売ろうとしていたのかは不明)。作詞・作曲はM.Jay&M.Gruz。一方、「We・・・」は作詞:Seiko Matsuda/作曲:鈴木祥子(知らなかった!)だそうで。もとは日本語の歌のようだが、英語への翻訳は誰がやったのか。クレジットからはSeikoとしか読み取れないが、ということは本人か。外国の人が日本人に作った歌と、日本の人が作って英訳した歌。この2曲を彼らがどう聴き取るか、面白いところだ。「どっちも同じや」なんて言われたら、M.Jay&M.Gruzががっかりするだろう。個人的にはWe are loveというタイトルがとっても心配だ。

Dreams Come True 「THE FIRST DAY WITHOUT YOU」
2004年に、ネットワーク配信で世界的に曲を発売開始したらしい。そのアルバムから上記の曲をセレクト。はじめはTHIS IS IT! YOU'RE THE ONE! I KNEW IT! - 「うれしい! たのしい! 大好き!」 ENGLISH VERSION -をダウンロードしてしまったが、これだとオリジナルが日本語の歌詞なので、後付けされた英語の歌詞が不自然かもしれない。ということで、新たに英語の歌としてのみ作成された上記の曲とした。日本を代表する歌姫・吉田美和の伸びやかな声が彼ら米人たちの耳に届くのか。

宇多田ヒカル 「Easy Breezy」
出生地がアメリカ。もともと米国でデビューすることを考えていたらしい。米国/英国市場に向けて作成されたアルバム「EXODUS」の中からの一曲。「EXODUS」は米ビルボード最高位160位。作詞作曲は本人、だと思われる。ただこの曲、サビがあまりにも「宇多田節」な感じがするので、その辺どうかな、と。

・・・以上、長々とアーティストのバックグラウンドを書いたのは、米人たちに判断してもらう際に我々もアーティストの実力値がだいたいどのくらいか、知っておいた方が楽しい、と思われるからである。永ちゃんもロッド・スチュアートと歌ったらしいが、今回はまあいいや(紅白で歌詞間違えてましたね。NHKも焦ったかもしれないが、当方もずっこけたわ!)。カセットテープに「時間よ止まれ」が入っているが、「Ah Pacific」だけじゃ判断つかないだろうし。

ということで次回、実際に聴かせてみたい。ああ楽しみだ。

2010年1月31日

アメリカ人から見た外タレの英語力#4 -実際に聴かせてみる-

さて、東海岸出身の米人二人(20代)たちに聴かせたのは以下の6曲。びっくりするほど皆さん、その時の日本を代表するビッグネームである。
ゴダイゴ 「はるかな旅へ (Where'll we go from now?)」
ピンクレディー 「Kiss in the dark」
松田聖子 「All the way to Heaven」「We are love」
Dreams Come True 「THE FIRST DAY WITHOUT YOU」
宇多田ヒカル 「Easy Breezy」
これらの曲に順番をつけさせたら、興味深いことに二人とも全く同じ順番をつけた(それぞれの曲に対する評価もかなり同じ)。ということで以下、1位から並べていく。けっこうばっさり切り捨てているかも知れないが、彼らも特に誰かのファンということではなく、全て初めて聴いた曲と言うことで、バイアスのかかっていない、ストレートな意見だと思われる。ファンの方がおられたら、誹謗中傷ではないという事を了解頂きたい。(A)(B)は彼らのコメント、それ以外は自分のコメント、感想。


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1位 ゴダイゴ 「はるかな旅へ (Where'll we go from now?)」
「タイトルの言い回しが変。こんな言い方はしない(A)」「これからぼくら、どこいくの」みたいなタイトルが「どこぼくら いくのこれから」みたいに聞こえたら、確かに変か?変かもな・・・。「歌はいいけど、バックコーラスが変な感じ(B)」「なんだろう、こういう歌、昔聴いたことあるぞ、あ、Steely Danだ(B)」 それはちょっと違う気はするが、言いたいことは分かるような気がする。奈良橋陽子の歌詞は、ちょっと不自然な箇所があったようだが、曲調も手伝って聞きやすいからか、全体には高評価。

2位 ピンクレディー 「Kiss in the dark」
「発音は問題なし、メロディも問題なし(AB)」簡単な歌詞だからだろうか・・・?「歌詞がちょっと変だが、日本人と分かっているからそう思うのかも知れない(B)」「でもけっこうすごいこと言ってるんじゃ(A)」しかし採点を見る限り、外人に外注した歌は、米人2人に対しては、非常に良い成果が出ているようだ。

3位 松田聖子 「All the way to Heaven」
「歌手としてはすごく練習したなって感じ」「しかし歌詞のかなり長いパートを、ずっと聞き取れなかった(B)」「はじまっていきなり「ベイビィ」はないだろう。「ベイベ(カタカナで表記して)」ならともかく (A)」これも歌は外人作。ピンクレディーの歌もそうだが、歌詞・メロディともにすごく歌いやすいように配慮されて作られた歌、という感じだ。「I know, You know, What to do」だけで4小節も使っている。カタカナにすると、「アーイノウーー、ユーウノウーー、ワーーットゥーードゥーーーー」これ、米人に聞かせるにはゆっくりすぎないか。

4位 Dreams Come True 「THE FIRST DAY WITHOUT YOU」
「歌詞も発音もいいけれど、すごくひっかかるんだよな(J)」「おれも (A)」「ああ、メロディが変なんだ。すごく狭いレンジの音しか使ってない感じ」「すごく伝統的なJ-POPのメロディだ (A)」 確かにこの歌、いかにもドリカム的なメロディだ。日本語の歌詞の方が似合う感じ。この曲の音域が狭いとは特に思わないが(比較するなら、Snow patrol「Chasing cars」なんてラシドレミファの6音しか使ってない)

5位 松田聖子 「We are love」
「この歌を歌ったの何歳の時?」(28歳)「なんつーか、歌詞が簡単でかわいすぎ。ティーンエイジャーならともかく、30歳の歌う内容じゃない (A)」「タイトルWe are loveもちょっと厳しいよね。歌詞の内容はだいたい分かるけど、大人の歌じゃない(B)」なんとなく、心配していたあたりが如実に表れた感じがする。

6位 宇多田ヒカル 「Easy Breezy」
「まず歌詞が良くない。タイトルも「Easy Breezy Japanesy」みたいな感じで良くない。楽しめない」「タイトルは単なる音の遊びだと思うけど、不適切な表現、過激な表現、あるいは間違った表現があって良くない。かえって時代遅れな感じ (A)。安っぽい」発音は問題ないようだが、内容でかなり厳しい点がついてしまった。このアルバムでは宇多田本人が「歌うのが恥ずかしい」と発言している曲もあるらしく、日本人の自分には分からないが、内容的にはかなりやっちゃった系なのかもしれない。20代の二人にはだめでも、もしかしたらティーンエイジャーにはいける内容なのかも知れない。

ということで次回は、もう少し結果をまとめ、このあたりについて考えてみたい。

SHOEI X-Twelve

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12月のボーナスで家族に買ってもらった。ありがとうございます。なぜ今頃かというと、本製品の発売が1月末だったため、待っていたのである。
シールドを閉めると、シールドそのものがバネの力で本体に押しつけられ、密閉性を高める新機構を持つ。そのため閉めると静粛性が非常に高い。快適だ。反面シールドを開けるのはまだちょっと固い。閉めようとすると指を挟まれたりする。さらにシールド部分は二重構造になっており、密閉性は高いが曇りにくい。これは便利。ただ、赤信号の時、シールドは曇らないがメガネが曇る。これは仕方ないか。メット上部に取り付けられたエアダクトは、冬は全閉でOK。ちょっと開けると頭が凍りそうなくらい風が入ってくる。
難を言うとすると、先進的なエアロパーツのせいか、普通のメットよりちょっと大きく見えること。ま、もともと小顔じゃないからいいんだけどね・・・・気にしてないさそんなこと。

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