まず、偉大なスターに合掌。
話を変えます。
現在国立アニメ博物館の設立がどうの、と言う話が出ているが、当方としては国立ゲーム博物館の設立もお願いしたいところだ。任天堂ゲームウオッチから始まる日本製電子ゲームの興隆と浸透は大衆文化の一部として、人々の生活の中で、もうサブカルチャーとか言えないほどに大きな位置を占めている。これを国が大衆文化として大切に記録・保管しないでどうするか。セル画の保管も重要だとは思うが、機器の進歩が早いゲーム業界、古いものがすぐに使えなくなってしまう。本やボードゲームと違って機械とのリアルタイムなインタラクションにキモがあるゲームの場合、動態保存が出来ないと意味がないのだ。ほおって置いたらスミソニアン財団に全部持って行かれてしまうと、自分は思うな。
で、話がまた戻ってくるのだが、ゲーム好きで知られる故・Michael Jackson氏のコレクションがウエブサイト上で公開されていることを発見。いろいろと名作が置いてあり、好きな人にはたまらない場所になっている模様である。いや、そうじゃなくて、日本の役人の皆様も、こういうところを見て、ぜひぜひ勉強していただきたい。
コレクションのサイトはこちら
ITmediaの紹介記事
SEGAと仲の良かったご本人、やはりSEGA系のゲーム多し。写真左のはSEGA STRIKE FIGHTER。ポリゴン処理で戦闘機に乗っている、ような気持ちになれる度高し。ACE COMBATみたいと言えばそうかも知れないが、ちゃんと操縦桿で遊べるというポイントが大きい。家庭用ゲームに対するアーケードゲームの利点は、まさに人とのインタフェースに専用品を使えることに他ならない。(ということで体感ゲームが好きな自分である)
その2つ右のは18 Wheelers。18輪トラックのゲーム。日本にもあったが、どうみてもアメリカ向けだろう・・・。日本で遊んでいる人を見たことなかった。
ほれ、これも。たとえパラレルが出来なくても、できるような足取りで遊べる。
向こうに見えるのはGalaxy Force II。これが氏に贈呈されたと聞いて「やっぱ有名人はいいよなー」と思ったものだが、あれから20年以上、こうやってちゃんと保管していてくれたのか。律儀な方だ(あるいはただのゲーム好き)。機械もきっと嬉しいだろう。日本のお役人も見習え、じゃなくてよろしくお願いします。
ちなみにアメリカに住んでいた頃も「こういうゲームはMichael Jackson氏みたいな人が動態保存して欲しい」と自分のブログにのっけてました、2年も前に(しかしこのブログの中で、マイケルマイケルばかり言っているな、オレ)。このコレクションがいつまでも後生に残りますように。