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ゲーム アーカイブ

2007年2月17日

Race Drivin'

racedrivin.jpg
Race Drivin' (1990)、Hard Drivin'(1986)の後継機種、ATARI製。
 うひょ〜!こんな古いものが動いているなんて、田舎の(屋内体育館付属の)ゲーセンはたまらん。
Hard Drivin'を初めてやってみた時の衝撃は、それは大きなものだった。
・画像描画がポリゴン(ま、当時の事だから箱みたいな車だが・・)。
・クラッチがついていて、ちゃんと半クラッチ使わないと発進しない(オートマモードもあるが)
・ハンドルにフィードバック有り(しかもやたらと重い)
・クラッシュ時のリプレイ有り(現在の米国製ドライブゲームでは、ほぼ定番機能)
というような現在のドライブゲームがやっていることを、もう20年以上も前に「やっちゃった」のであった。アーケードゲームの世界で言えば、もう「名機」と言って差し支えないと思う。ちなみに、
・SEGAのVirtua Racingは1992年
・NAMCOのWinning Runは1989年
という時期を考えても、非常に先進的だった事が想像できる。
 で、ここに置いてある筐体はかなりやれてはいるが完動品。久しぶりにプレイしてみるが、いや本当に良くできている。
・高速コーナーで車体がじりじりと外に流れて、最後の最後で踏ん張りきれなくなってグリップが抜けた瞬間の、重いハンドルのフィードバックがすこっと抜ける感触
・S字コーナーでおつりを食らう感触と挙動
飲み会の帰りにちょっとやってみるか的なレベルのゲームではない、非常にスパルタンな内容は現在でも健在であった。健在でありながら、日本ローカライズ版は「Insert Coin」が「コインいっこいれる」になっていたりと、お茶目なところも忘れていない(今日やったのはさすがに本国版)。
 こういう名機はゲーム好きのお金持ち(例えばマイケル・ジャクソン)がしっかり買い取って、動態保存・展示すべきだと思う。いやマジで。これは文化だから。スミソニアンに入れてもいいくらいだ(もしかしたら、もう入っているかも知れないが)。
http://en.wikipedia.org/wiki/Hard_Drivin'
http://www.ipc.yamanashi.ac.jp/bul/final97/contents/tashiro/index.html
http://en.wikipedia.org/wiki/Virtua_Racing

2007年2月21日

Virtua Racing

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Virtua Racing ('92,SEGA)
 先日アップした「Race Drivin'」と同じ(屋内体育館付属の)ゲーセンにて発見。その横には不動品だがARKANOID ('92じゃなくて'86, TAITO。ブロック崩しね)もあるし。全て日本製品だがアメリカに置いてあるのでよしとしよう。どうよこのヴィンテージの残りっぷりは。もう頼むからこのゲーセンごと動態保存してくれ!
 で、Virtua Racing。若干やれてはいるが、なんとか動かせた。当時は「なんてリアルなんだろう」と思っていたが、久しぶりに遊んでみると、思ったほどでもなかった(同時に遊んだRace Drivin'がリアルすぎるからか?)。恐らくSEGAという会社は、人をうまく乗せるのがうまいのだろうと思う。
 ・・しかし、日本のゲーセンでゲーム機の回転(移り変わり)が早いのに、アメリカではどうしてこうも古いものが置いてあるのか、これはゲームの営業やゲーム会社のサポート体制なんかも含めて調べてみるのは面白いかも知れない。(例えばアメリカは一台買って置きっぱなしにするが、日本のゲーセンはリースで期限が来たら回すとか。ゲーム業界人じゃないから分からないが) 次は米国製のダメダメな(と言ったら失礼か)ゲームをコレクションしてみるのもいいかもしれない。
 いわゆるブロック崩しとか、架空と分かり切っているゲームはともかく、フライトシミュレータとか、ドライブという現実のものをモデル化したゲームで遊ぶ時、プレイヤーは画面のドット絵やポリゴンの向こうに、架空と知っていながら、架空と思いたくない、現実の世界を(多少なりとも)投影しながら見ているはずだ、まるで夢を見ているように。その際に何を以て現実と思いこめるのか、これも国民性によって恐らく違うはずだ。

2007年8月29日

SEGA Galaxy Force II (1988)

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ナイアガラの滝・Skylon Tower地下にて発見。筐体が水平に360度回転する(実際には670度)デラックスな筐体を持つ3Dシューティングゲーム。ゲーム好きのマイケル・ジャクソンに贈呈されたと言う話も当時聞いた。いわゆる「体感ゲーム」が全盛だったころのフラッグシップと言っていいだろう(つまり名作中の名作)。メッキばりばりのロールケージ(転がらないが)がついた、宇宙船的筐体デザインが驚異的にナイスだ(驚異的に場所を取るが)。しかし1988年てことは、これで遊ぶのもほぼ20年ぶりか!? 7/8拍子のBGMイントロがかっこいいぜ!ンペンペ言ってるベースも、当時のフュージョンぽくて懐かしい。しかし画面がしょぼい・・・。こんなんだったかな・・・20年前だからこんなんか。この画面の向こうに宇宙空間を見れると言うことは、人間の状況補完想像力というものは実にすごいな(まあ文章からでも状況補完は可能だ)。あ、ジョイスティックが壊れてるわ。右に曲がらない。だめだこりゃ・・・後半行ってみよう・・・。
wikipediaによると、日本には既に存在しないことになっている。が、アメリカにはありますよ!誰かこれを今すぐ修理してくれ!マイケル・ジャクソン!君なら出来る!
ついでにSEGAのサイトに行ったら、2500円でPS2用ソフトが売っているじゃありませんか。激しく欲しいぞ!あ、アメリカでは売ってないわこれ・・・。がっくし。

2007年11月 5日

SEGA MANX TT (1995)

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 8月にナイアガラ付近で発見したのだが、忘れないうちに追加。
 今までのアーケード用バイクゲームは車体を傾けようとしたら両足を床にべったりつけて、車体全体を倒さないといけなかった。しかしこのMANX TTは巧みなリンク機構で、ステップに足を置いたままお尻をずらせていく事で、自然に車体を倒せる。また車体を倒した状態をそのまま維持できる(ここ重要)。これは良くできている。おまけにフィードバックまで内蔵されており、コーナリングしながら前ブレーキをかけると車体が立ってくるあたりの挙動は本物そっくり、とは言わなくてもいい具合に乗り具合がモデリングされているなと感心する。
 ちなみにこのゲーム機は12年物にもかかわらず完動品。すばらしい。やっぱりここのゲームセンターはマイケルジャクソンあたりに買い取って、動態保存してもらわいといけないのではないだろうか。ま、ゲーム好きのセレブなら誰でもいいのだが。

2008年4月14日

ALKANOID (Taito)

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 先日いろいろなクラシカルゲームが置いてあった室内サッカー場に行ってみたのだが、TaitoのAlkanoidが動いていた。Alkanoidは1986年に登場した、ブロック崩しのリバイバルとでも言えばいいだろうか、ともかく20年以上も前の機械なのだが、これは完動品。画質などはしょぼいが、ゲームの世界を表現するのには全く問題なし。
 で、先日置いてあったVirtua RacingとかRace Drivin'だが、なくなって、替わりにWiiが3台置いてあった。子供としてはそっちの方が楽しいのは言うまでもないが、こうした時代の証人たちがこの世から消えていくのは何とも寂しい物がある。だれか維持できる金持ちに買い取ってもらって動態保存してもらうようなことにならんだろうか、マジで。

2008年5月 1日

人生ゲームの家

lifegamehouse01.jpg
人生ゲームの家が見慣れた形でなくて、リアリティがないなと思った方はいないだろうか。当方も何となくおかしいなと感じつつも、意識にわざわざ上るところまでは行かなかったのだが、ある日この家を見て「これこれ!」と叫びそうになってしまったのであった。Wikipediaによると「The Game of Life」は米国で1960年に発売開始、日本では1968年にタカラからアメリカンゲームの一つとして発売開始。家の金型もそのまま使っているに違いない。
・・しかしこうしてみると、人生ゲームの家と撮った写真、似ていると言えば似ているかもしれないが、「これこれ!」と叫ぶほどそっくりでもない気が。

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