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たてもの アーカイブ

2006年9月23日

田舎町の家

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 車で北に40分くらい行ったところにある漁村。の、とある一角にある建物なのだが、なんだか親しみやすい雰囲気を感じるのはryo907だけであろうか。なんというか、日本の漁村にありそうな民家とたたずまいがそっくり同じな気がする。日本海、それも舞鶴あたりにあったら全然おかしくないように見える。何でだろう。
・角っこに建っている
・一階が商店で二階は民宿(なんてことはないだろうが、そんな雰囲気)
・木が古くなったような色(Pizza&Subの店には見えんぞなもし)
・コカコーラの看板も心なしか旅情をそそる
 ちなみにこの写真は跳ね橋で待たされている時に撮影。写真奥、遮断器が下りて橋が上がっている。橋の間を観光ボートや個人の船が通過していく。20分くらい待たされた。

2006年10月 1日

消防署

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ボストン付近にある、とある消防署。壁にかかれた絵がいかにも「おれたちは頑張っているぜ!」的な、自分らの仕事に誇りを持っている感じだ。これを見て思うのは、
・自分の仕事に誇りを持てるってのは、素晴らしい事だ。
・日本の消防署のみなさん、どのくらい自分の仕事に誇りを持っているのか、少し気になった。命をかけて火を消したり人を助けたりしているんだから、もう少しそのプライドがアピールされていてもいいのでは。建物に絵を描くのも面白そうだが、
 ・「こういうところで働きたい」と思うような、いかにも鉄筋プレハブぽい建物でなくて、地球防衛軍支部みたいなかっちょいいひみつ基地、じゃなくて消防署(お前はひみつ基地で働きたいんかいと自分に突っ込み)。
 ・ランプが明滅するコンピューターから穴のあいた長い紙がはき出されてくる。それを読む隊員。「6丁目に火災発生!」「よし、古橋、天城は俺に続け。アンヌは連絡係だ。基地で待機。出動!」(まだ引っ張るか)
 ・子供が「あれ乗りたい!」と思うような、かっちょいい消防車(ガスタービンエンジンで最高速度は時速600Km/h、車輪を収納して空を飛び現場に急行、とホームページには書いておく)。
・どんな仕事でも、子供が将来なりたい!と思えるような、ただ給料がいいだけじゃない何かをアピールできていくとするならば、たくさんの子供にとっての将来は、今以上それ以上ワインレッド、じゃないバラ色に見えたりしないだろうか。
・・・と何の責任も根拠もない夢想が一巡した後で対象が自分に戻り、自分が今やっている仕事、壁に描いたらどんな絵になるのだろうか?と考えてみる。消防車みたいな誰にでも分かるアイテムがあるわけでもなく、ただポロシャツとかリラックスした服を着た男達が笑っているだけの、一言で言うと何ともしまりのない絵になりそうな予感がするのであった。

2006年11月 4日

組み立て式の家

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 家を車で運んでいた、いや、正確に言うと新築するための家の部品をトレーラーで運んでいた、というべきか。
 写真を見る限りでは、家は2階建て、一階部分は80平米くらいありそうなのを2つ。二階+屋根が別になっていてこれも2つ。基礎を作っておいて、その上に家の本体をクレーンか何かで吊って置いて、それから屋根も同様に置くのだろうか。しかしでかいなー。
 トレーラーの上で家の本体が微妙にしなっているのが分かる。これ、このまま組み立てて大丈夫なのか?このあたりは地震がないから問題ないのかも知れないが、それにしてもでかすぎ。日本の場合、モジュール式と言ってもせいぜい一つが8畳くらいだったような気がする。こっちは家一つ丸ごとですか。

2006年11月10日

ビルディングその1

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ボストンの金融街に建っているビル。建っている、というのか、刺さっている、とでも言うのか。Trustってことはこれ、信託銀行のビルですか。銀行の建物としてこれは、どうなんでしょうか。
わざわざこの建物に入っている銀行の、社長の気持ちを考えてみる。
・まず注目してもらう。で、社名を知ってもらう。話はそこからだ。
・入り口が狭いから、情報漏洩は問題なしだ。まさに信託銀行。まかせとけ。
・新しい事をやっている(ように見える)、ただそれだけのためのこのビル
・一見不安定そうに見えるが、この太さのまま地下100メートルまで埋まっているから、実は他のビルよりよっぽど丈夫
・ともかくどうなの、全くどうなのよ。

ビルの手前で交通事故か何かが起こって、見物の社員が一方向に集中してしまった時、現金輸送車がオーバーランして柱にぶつかってしまった時、何かが起こりそうな気がするのは自分だけか・・・。

2006年12月18日

MITのビル

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 自分が通勤している会社はボストン地区・Cambridge市にある(ボストン市内ではない)。Cambridgeといえば、ハーバード大学とMIT(Massachusetts Institute of Technology)を両巨頭とする数々の大学を擁する。で、この建築物、MIT敷地内にあるBuilding 32 (Ray and Maria Stata Center) という名前、設計はFrank O. Gehry And Associates、あのビル・ゲイツも何十億円だったか寄付したんだそうだ、だそうだ。
 で、この建物、どうですか。かっちょええ!というのとはちょっと違うような気がするのだが・・・。「俺は違うぜ!」という叫びみたいなものは聞こえるような気がするが、中で研究している人、天井や壁が迫ってきたり、逆にあるべき所に壁が無かったりして、情緒不安定になっていなければいいのだが・・・。よけいなお世話か・・・。ものすごい数十億円の使い方だ。ビルゲイツもさぞかし満足だった、のだろうか。
 初代ウルトラマンに出てくる怪獣で「ブルトン」というのがいるのだが、それを想像してしまったのであった。

2006年12月22日

MITのビル2

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 udabow907さんより「ディックトレーシー」を連想させる旨コメントがあったので、「もしかしてこんな感じでしょうか?」とベタなものを作ってみた。CHICAGOの文字は適当に作ったが、今になって自分のMacに「Chicagoフォント」が入っていない事を発見。ちょっと淋しい。しかし下らないな。

2007年3月18日

家の外壁

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自分が住んでいる家、外壁はサイディングなのだが、よく見たらプラスチックだ。白っぽいプラの板に木材っぽい表面加工を施してある。褪色しないのか?と思うが、ずっと日の光や風雪に露出されっぱなしでもいがいに綺麗なままだ。どんな材質なんだろう。これそのものは安っぽいが、まあ遠くから見れば問題ないんだろうし、塗り直す必要もない。

2007年4月 1日

家の外壁02

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1時間だけ時間が出来たので、近くのDIY屋Lowe'sに行ってみたら、プラスチックの外壁売っていた。写真のように、2段分が一つになっている。上の方に釘を打つ場所があり、どんどん上方に重ねて張っていく。釘の穴が横長なのは、気温による伸縮を吸収するため。穴のはじっこに釘を打つなとパッケージに指示がある。ちゃんと重ねていけば、雨は防いでくれそうだ。材質は、ビニールとしか表示無し。メーカーGeorgia Pacificのサイトに行ってみたが、サイトが一部閉じていて確認できず。色は白・グレイ・黄土色の3種類。価格は、幅20cm、長さ3.8mのパネルが24枚で125ドル。一枚600円くらいの計算だが、安いよな?今住んでいる家なら、10万円以下で出来そうだ。これなら自分でやる気にもなるか?

2007年4月12日

Green Monster

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 Boston RedsoxのホームグラウンドFenway Stadium、レフトに位置する巨大な壁。この裏側には道を一本挟んで高速道路が走っている。これぐらい高くしないと打球が飛んでいくので仕方なくやったんだろうとは思うが、それにしても変な形の球場だ。2階席なども左右非対称。自分が座ったセンターの真後ろにしかスクリーンがないので、後ろを見ないと状況が分からないし。
 試合は、チケットが松坂-イチロー戦になって超ラッキーだったのだが、氷点下になりそうな寒空の中、REDSOX側から見ると内容もまた寒かった。松坂も完調ではないようだったが、ヒット一本じゃ勝ちようがないよ、な・・・。昨日に点取りすぎたのか。そういう問題でもないか。

2007年6月 7日

葬儀屋

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 なんだこの派手な建物、と思って看板を見たら「Funeral hall」って葬儀屋じゃん!教会と一つになっているような所はもう少し落ち着いた色遣いみたいだが、ここのは白い壁に赤のシェード。一体どういうセンスだ。ま、何から何までシルバー一辺倒の日本の葬儀屋だと非常に厳かでもの悲しい感じがするが、たとえば自分の死を「神様に呼ばれたんだから!」と前向きにとらえて明るくさわやかな葬式を望む人が仮にいるとしたら(いるかどうか知らないし遺族がどう思うかも分からないが)、こういう葬儀屋も「もしかしてあり」なのかも知れない。
 米国で誰かの葬式に呼ばれたことは未だない(あまり呼ばれたくもないが)。このホールで何をやっているかは分からないが、ともかく皆こういう場所に集まった後、霊柩車を先頭に車がぞろぞろつながって墓地に向かう。墓地に向かう車は全て「Funeral」の旗をつけることになっており、この旗をつけた車列には誰も割り込んではいけないことが運転マニュアルにも書いてある。葬儀の車列は信号で止まらなくても良い。時々パトカーが前後に付くこともある。ということで、葬儀の車列を見ると、なんとなく死者は大事にされているのではないか、という気がする。

2007年11月11日

エレベーターのボタン

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デパートSEARSのエレベーター(乗り場)のボタン。ボタンも、タダのランプも形が同じ。押してみて、ひっこむやつがボタン、引っ込まないやつがランプ。なんつーか、紛らわしい。よくこういうので苦情が来ないな。間違うのも当たり前と思っていたら苦情なんか出ないのか、あるいはアメリカの人はみな間違えない人なのか。「乗る前に行きたい階数を指示できるなんて、いいじゃん!」と「2」をいきなり押そうとした自分が負け組なのか。

2008年1月 5日

屋根・若干無理目編

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新年そうそうかなりはみ出しております。容積率とか関係ないのか?

2008年3月29日

火災警報

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火災警報が鳴るとこんな感じだ。ムービーを見るにはここをクリック
警報が鳴ったら、かならずビルの外に出ることになっているのだが、困ったことに誤報が多い。雪の降る中でも消防車がくるのを待って、点検後問題がないことを確認するまで(15-20分)は中に入れない。一年に3回くらい誤報があったら、ビルの家主は罰金を納めることになるのだそうだ。

2008年4月18日

発電所

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中心街から海の方に10分も走るともう発電所がある。さすがに原子力ではなく、火力発電所のようだが。英語ではPowerhouseだそうだ。作っているのは電気じゃないのかと一瞬とまどう。ところで、建物の色、この片の煉瓦の色とだいたいマッチングさせていて、建物そのものが大きいこと以外は大して違和感なし。あまり工業感がないような気が。日本もできればこういうアプローチはどうだろうか。

2008年5月 1日

人生ゲームの家

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人生ゲームの家が見慣れた形でなくて、リアリティがないなと思った方はいないだろうか。当方も何となくおかしいなと感じつつも、意識にわざわざ上るところまでは行かなかったのだが、ある日この家を見て「これこれ!」と叫びそうになってしまったのであった。Wikipediaによると「The Game of Life」は米国で1960年に発売開始、日本では1968年にタカラからアメリカンゲームの一つとして発売開始。家の金型もそのまま使っているに違いない。
・・しかしこうしてみると、人生ゲームの家と撮った写真、似ていると言えば似ているかもしれないが、「これこれ!」と叫ぶほどそっくりでもない気が。

2008年5月24日

高級住宅地

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当方の住んでいる家の西の方に、高級住宅地がある。世帯の平均価格、1億円以上だ。で、こういうところは街の価値そのものが下がらないように、貧乏な人は住めないようになっている。住宅地の最小面積=1エーカー。4046平方メートル。63メートル四方の土地だ。それ以下の土地には家を建ててはいけない。さらに「町の景観を守るため、土地の境界から15メートル以内の所に建物を建ててはいけない」住宅密集地には特例として「6メートルまでならOK」という条例もあるそうだが、それすらうちの家(日本)に当てはめたら、何一つ建たないことになってしまうのだが・・・。建て床面積200平米以下では恥ずかしくて友人を呼べないそうだが、私はいったいどうしたら・・・・。ま、そのような所に住むわけではないので、悩む心配もないわけだが。

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