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2009年5月 アーカイブ

2009年5月 2日

カセットテープのノイズ・リダクションについて

tapes02.jpg
FAXを知らない(らしい)新入社員の方々にはなんのこっちゃ分からんと思うが、とりあえず30年前の自分に会うことが出来るのであればこう言いたい。「ノイズリダクションは切」
・・・以下、読み手不在の備忘録を展開。
当時カセットテープはほぼ唯一の普及した音楽(2次)記録媒体であった。音楽を高音質に(低ノイズと広周波数帯域)録音するため、オーディオ機器メーカーはあの手この手の製品・システムを生み出し、ユーザーもエンコ職人よろしく、音楽をいかに高音質(自分の場合、どれだけ高音がきれいか)に録音するかに日々邁進していたのであった(自分だけ?いや、そんなことはないだろう)。
で、こうして20-30年経過したテープをあれこれ聴いてみて思うことが上記のことにつながっていくのだが、
・テープの種類について
 当時はテープは自分が知っているだけで4種類あったが、音の保存状態からすると、種類よりはグレード。値段の高いテープはより高音質で残っているように感じる。Type II(High Position)だから、Type IV(Metal)だからというより、Type IIの中でもより高級なテープほど良い音が残っているようだ。
・ノイズリダクションは切って置いた方が良いと思われる
 メーカーから多数出されたノイズ低減方式、当方のデッキにはDolby Type B/C, dbxがあったのだが、
 ・ダイナミックレンジを圧縮・伸張するdbxは、長時間保管で音のレベルが変わると音楽が音楽でなくなってしまう
 ・同様にしてDolby Cも若干のダイナミックレンジ圧縮を行っているようで、改めて聴くと変な音になっている気がする
 ・Dolby Bは高音を若干持ち上げて録音し、再生時に高音を落とす(ことでノイズも低減する)が、これが一番自然。Dolby Bで録音したものをノイズリダクション無しで再生すると高音が若干上がるが、20-30年前に録音したテープの高音/低音バランスなんて覚えていないのでよっぽど変な再生音でなければ、かえって高音質に「聞こえる」が、きっと何もせずに素直に録音した方が素直な音のはずだ。
でも、Try&Errorを繰り返して一喜一憂していた30年前の自分に「なるべく素直に録音しておけよ」と言ったところで、ハイそうですかと聞き入れることはないだろうな、と思う30年後の自分が今ここにいるのであった。

2009年5月 6日

YF-19

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米国赴任中、久しぶりの日本出張時にヨドバシカメラで「これだ!」と思い購入。しかし米国で作る暇無し、日本に帰国してようやく完成。アニメ本編は見たことあるはずなのだが・・・・思い出せず。
そもそもマクロスシリーズのメカは当時最先端の航空機をモチーフにしていたりして、であれば今作るならF-22あたりか?ということで地味目に塗装。出来上がってみたら予想以上に地味。もっとど派手な塗装の方が似合っているような気もするが、これはこれでよしとしよう。しかし、ロービジ塗装をも考慮したハセガワ模型のデカール構成、感服しました。

2009年5月14日

ゲームにおける人間の想像力#1

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#1とつけたのは、考えが全くまとまっておらず続いて行くと思ったからなのだが、ともかくまとまるには相当時間がかかりそうなのでとりあえず書き進めることに。
とあるゲーム画面。画面には宇宙空間を飛行する宇宙船の画像が。このスクリーンの3センチ後ろに見えているものは何か?
1. やはりコンピュータのビットマップ画像
2. プログラムのアルゴリズムあるいはパターン
3. 宇宙空間
人やソフトによって違いは有るだろうが、自分の場合はたいてい3.だ。そしてそれは、現代の新しいソフトでも、20年くらい前のワイヤーフレームのソフトでもだいたい同じように感じることが出来る、いやできた。つまり、ただのポキポキした箱がまっ黒の画面に浮いているだけでも、あたかも自分が宇宙空間を飛行しているように認識することが出来たし、四角の箱が灰色の板の上に乗っていれば、すなわちそれは車なのだ。この想像力、けっこうすごいよな?
目の前の画面を自分の思うように認識し直せる想像力、本を読みながら情景を想像する力と何か違いがあるのかとか、タオルが動くのを見てお化けと勘違いする能力と同じなのか、とか、ゲーム機の表現力の向上によって想像力は不要な方向に進んでいるのだろうか、とか、それなら感じるだけで十分没入感を味わえるゲームに想像力は必要ないのかとか、そしてそれは面白いのかとか、そういう想像力を働かさないで育つ世代が将来生まれるのか、とか、そういう人は読書も苦手なのか、とか、いろいろと考えている。要はまったくまとまっていない。それなのに書くなと言う気もするが、ともかくいつ続くか知らないが#2に続いていく、はず。

2009年5月17日

静岡ホビーショー

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模型の祭典・静岡ホビーショーに息子・弟と出撃。アマチュアのモデラーが作品を展示する「モデラーズクラブ合同作品展」に当方の作品も一つ置かせてもらっていたのだが(ゾンネンキンダー会長殿、いつもありがとうございます)、アマチュア作品群を見た息子はこう言った。「パパのは中の下って感じだね」
うーん微妙な評価だ。これをどう解釈するかだが、お世辞なら普通「中の中」以上は言うよな・・・ということで、お世辞無しの感想としてとらえると、それでも自己採点よりは褒めてあるな・・・。ま、よしとするか。
同じモデルを作っても、作る人が違うとまったく違うものになってしまう。人の作品を見るといろいろと勉強になる。さらにタミヤ模型本社も見学し、非常に内容の濃い一日であった。

2009年5月26日

空が広く見える理由を考えた

sky00s.jpg
あちこちを旅したりしてきれいな空に出会ったりしたときに、「空が広いなあ」さらに「どうしてこの空は広く感じるのだろうか」と思ったことはないだろうか。以下は当方が考えた、その理由である。ちょっと長いので以下のページに展開。

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