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大井川鉄道#1 SL編

汽車は 闇を抜けて 光の海へ~(ささきいさお)
家族で大井川鉄道に乗ってきた。SLとアプト式鉄道(井川線)、内容盛りだくさんだが、とりあえずはSLの報告から。

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大井川鉄道は観光路線でもあるが、古い列車を動態保存もしている。で、いろんな会社のいろんな車両が塗り直しもされずに使用されている(コストダウンもあるだろうが)。近鉄沿線に住んでいた自分としては、この2両編成の近鉄特急電車には思い入れがある。よく父親に連れられて、電車を見に線路脇に行っていたことを思い出した。


星の架け橋 渡ってゆこう~(ささきいさお)
新金谷駅に入ってきたC10。SL全盛期のD51やC62等に較べると小さいが、それでもなかなかの迫力。生き物感強し。運転席の前にこれだけの機械があって、車で言えば12気筒もびっくりの超ロングノーズ。その真後ろに垂直に切り立った計器類が。こりゃたまらん。しびれる操縦席だ。

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人は誰でも 倖せさがす 旅人のようなもの~(ささきいさお)
メーテルは、乗っておらず。しかしこの木目がいい感じ。これと比較して、JR車両の印刷鋼板の味気なさよ。これをみたら鉄郎だって「機械の体はダメ」と思うに違いない(想像)。
・ただしこの垂直の座席、メーテルには狭いだろうな。
・この灰皿、むちゃくちゃ懐かしい。
・便所の下に「停車時は使用しないでください」と注釈が。便器にまたがると真下に線路が見えた時代の車両。

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子供の頃からJNRロゴが好きだった。この鋭角的なところが地球防衛軍のロゴにも似て。銀河鉄道にもこのロゴはついていたのかな?

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・大井川の広い河原を走る。しかしSL、茶畑の人や近所の人が手を振ってくる。で、こっちも手を振る。それだけでなく、河原でキャンプしている人、たまたま見かけた人、車を止めてみている人、みんなが自発的に手を振り合っているというのはどういうことか。なんでSLを見ると手を振りたくなるのか。いずれにせよ非常に良い気分。今後は自分がSLに手を振ってみようと思う。
・汽笛の音、いい感じに響く。電子音と違って心に響くものあり。なぜ心に訴える音が出るのか。ふと気がついたが、汽笛は機能的には警笛かも知れないが、構造的には楽器に近いのではないかと。とすると、石炭を燃やして蒸気を作って、それで汽笛を鳴らすこの機械は、言い換えれば自走する金管楽器と言ってもいい、そういうことなのか。

ということで、旅程の1.5時間はあっという間に過ぎたことを報告したい。

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2010年5月 5日 01:22に投稿されたエントリーのページです。

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