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大井川鉄道#2 南アルプスあぷとライン編

大井川鉄道井川線(南アルプスあぷとライン)は、SLの終着駅である千頭と井川を結ぶミニ鉄道。国内では唯一のアプト式電気機関車を利用する区間がある。

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全線このディーゼル機関車が牽引するが、勾配の急な区間のみアプト式機関車が入る。しかしユーモラスなお姿。どこぞの軽自動車みたいに狙ってかわいさを演出していないところが潔い。座席は2列+1列と小型旅客機のような狭さ。網棚も無い車両がある。GWのような繁忙期は早めに乗り込まないと、席がなくなるので注意。

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入り口横にハンドルがあるが、これはブレーキらしい。子供がぐるぐる回していたら駅員さんが「ダメダメダメダメぇ〜〜〜!!」と駆け込んできた。よい子の皆さんは機械に絶対触らないよう、ご注意ください。・・・ま、しかし、入ってすぐにこんなものがあったら(おまけに鎖でガードしてもおらず)、回したい欲望がわき上がってきても不思議ではないが。

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新緑の中をゆっくりと上がっていく。カーブは急で、時速は30km/hと遅い。トンネルの中ではレールと車輪がこすれて非常に耳障りな音を出すので、窓を開けていると乗っているだけでかなり疲れる(音で)。

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アプト区間では専用の電気機関車が接続され、後ろから押す(つまりこの区間だけ架線有り)。この日はGWで車両も長いので、アプト式機関車も重連。なんだか得した気分(どこが)。背もたれにかかる自分の体重を感じる。アプト区間は確かにかなり勾配がきつい(90パーミル)。なお、アプト式機関車は下りの時にもブレーキ役として使用される。ということは、ブレーキだけでは止まらない程の勾配、ということだ。

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柔らかい新緑の緑に、柔らかい大井川の水面。実に癒される。

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が、窓が開いていると言うことは虫も入ってくると言うことで。この日はカメムシ様が降臨。「カメムシだ〜〜!!」「逃げろ!」と家族で盛り上がり。沿線には「熊出没注意」と看板が。今回は見かけなかったが、息子は狐を見たそうな。

井川線そのものは眺めも良くて気持ちよいのだが、SLと一緒に見ようとすると現地で遊ぶ時間がまったく無くなってしまう(10時発のSLを使って井川往復するだけで、帰着が18時近くになる)ので、ダイヤを確認の上で計画を立てることをお勧めしたい。

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2010年5月 6日 23:48に投稿されたエントリーのページです。

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