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Boston DuckTourバス

duckbus01.jpg
 BontonDuckTourは、ボストン市内を観光しながら最後はチャールズ川に飛び込み、水面からも街を眺められる人気のアトラクションであるが、これに使用されている水陸両用バスは1942年頃開発されたDUKW(一般的にはDuckと発音)が利用されている。それでDuckTourだったのか。
 DUKWは当時GMによって開発されたが、その謳い文句は「水中のトラックよりも良く、陸の上のボートもやっつける!」だったそうで、これだけ聞くとガリ勉君よりもスポーツが得意で、のび太より勉強できるみたいな、お互いの短所より強くてどうすんだ的な、微妙な感じがするのは自分だけだろうか。当時の性能では陸上で最大80km/h、水中では最大10km/h。やっぱり微妙だ・・。水っぽい場所を全行程一台でカバーするならベストなのかも知れないが。
 ちなみにツアー用のDUKW、さすがにエンジンは換装してあるようだが、防水構造のおかげか?屋根がないにも関わらずエンジン音は普通のバスよりも静か。ただし水に入ると水の冷たさが床から伝わってくる感じだった。パネル展示の隣には当時のポスターがあって、「これでヒトラーをやっつけろ!」的なスローガンの下に数百台のDUKWがならぶ写真が。やはりいろんな意味で微妙だ。が、もう60年も経っているのに未だに現役というのは、これは凄いとしか言いようがない。

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コメント (2)

pen:

 好きです、こういう造形。板金折り曲げ、強度出すためにリブつけました、ボルトは丸出し、って感じが(好きな車もディフェンダーですし)。
 かすれたピンクも、運転手が歳のいったおっちゃんらしいのも、素敵です。
 なおすばらしいのは、こんなやつなのに、数百台も並ぶような量産車だった!ということです。

Boston DuckTourバスにはいろんな色がありまして、これ以外にも青とか黄色とか、虹色などがあります。水中では周りに船が居ないのを見ながら子供に運転させてました。ゆるーい感じがたまりません。
 なお、DUKWでWEB検索すると、様々な画像が出てきますので、よろしければどうぞ。

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2007年10月 8日 12:34に投稿されたエントリーのページです。

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