National Museum of the United States Air Force
さて通常展示に戻る。
Convair B-36 Peacemaker (1946)。B-29をさらに凌ぐ、超大型爆撃機だ。大きすぎて全容が写真に入らず。
いや、でかい。
ばかでかいプロペラが片方に3つ、その外にはジェットエンジンが二つ。ここでちょっと気になったのだが、
プロペラエンジンとジェットエンジン、燃料は違うんだよ、な?
2種類の燃料を積んでいたのだろうか、この飛行機は。
でかい。とにかくでかい。プロペラもタンカーのスクリューみたいなばかでかさだ
(あっちの方はさらに大きいが)。
で、McDonnell XF-85 Goblin (1948)。
B-36の翼にぶら下がって運ばれ、必要に応じて空中で切り離し、敵の攻撃からB-36を守る為の
迎撃機、なのだが、どう見ても強そうに見えないのであった。
機体の前に付いているフックに引っかけて、親機に運んでもらう。
だから車輪も無し! 割り切りがすばらしい。
が、ものの本によると爆撃機の下は気流が悪く、引っかけてもらおうにも
ほとんど成功しなかったばかりか、一度はフックが壊れてパイロットの
頭を直撃(痛そう〜)したそうな。
冗談のような垂直尾翼のユーモラスな形状。パラサイトファイターという名称からしても弱そう。
なあ、もう少し強そうに作ろうよ。戦う前に「勝てないかも」みたいな自己暗示にかかって負けそうだ。
Republic RYF-84F FICON (1950)。
これも引っかけて連れて行く攻撃機。でかい。どうも長距離を飛べない戦闘機/偵察機をB-36 が運んでいき、
必要に応じて切り離し、攻撃/偵察に使おうということだった、らしい。
が、B-36計画がなくなると同時に、これの開発もまたストップ。
このあたりもパラサイトっぽいのであった。
どうなのよ、このばかでかさ。
しかしこの弾倉もまたばかでかい。これが全部がばっと開くのか・・・。飛行機も積み込めるぐらいだからな。
中はがらんとしている。横にパイプがあり、どうやら人はその中を這って行ったようだ。
しかし日本の飛行機もアメリカの飛行機も、機内は緑色となっていたようだが、
何か理由でもあったのだろうか。
プロペラの外側に、さらにジェットエンジンが。F-86 Sabre のエンジンだそうな。