National Museum of the United States Air Force
Martin X-24A (1970)
胴体全体で揚力を発生する実験機。スペースシャトルなどにもこの技術は応用されたはずだ。
その大気圏突入モデル。ロケット等で打ち出し、落としてみて燃え具合、
というか焦げ具合を見たらしい。真っ黒に焦げた前縁を見る限り、こりゃ熱そうである。
Martin X-24B (1973)
X-24Aの後継機種。すかっと伸びた鼻がかっこういいぞ。これら実験機、
床にそのまま置いて「触らないで」と書いてあるのだが、こんなもの直置きして
「触るな」てどういう事よ。中トロ目の前において「食べるな」て拷問ですか。
ああ、触りませんでしたとも(くそー)。
全体的なプロポーションはSTAR WARSのエピソード2-3あたりに出てくる戦闘機ぽい。
ひょいっとあがったお尻がキュート。
この小さなキャノピーがいかす。ちなみにこういう小さいキャノピー、
実際に乗ってみたら顔しか出ない、なんてこともままあるくらいの大きさだ。
そういう場合、計器なんかはちゃんと見られたのだろうか?
さらにNorth American X-15 (1959)が。あまりにも無造作に置いてある。
昨年スミソニアンで感動の邂逅を果たしたときの、あの感動はいったい何だったんだ、
と思えてくるぐらいの「さりげなさ」である。
ちなみにX-15も、操縦席に椅子を置いたら足がべったり機体の底に付くくらい小さいのだが、
この窓、大きさ20*50センチくらいしかない。これでマッハ8とか出すのってどうよ?
例えばの話、ソルトレークにポルシェ持ってって窓を全部目隠しされ、
「絶対にどこにも当たらないって保証するから300km/h出して」と言われたら出せますか。
私は出せません。
ま、実際には超高空でマッハ8出すよりも、この窓から外を見ながら着陸する方が
難しかったのではないかと想像されるが。この窓だと、多分地面(滑走路?)見えないと思う。
さっきのポルシェの話に戻るなら、目隠しして靴流通センターに駐車する方が
よっぽど難しいわな・・・。
Douglas X-3 Stiletto(諸刃の剣, 1952)。この上ない、とんがり形状がナイス。
だが実際には高出力のエンジンが搭載されず、音速は出さなかった、らしい。
こんな速そうなかっこうしておいて・・・。フェラーリに軽のエンジン積んだような感じか。
名は体を表すが、能力を見るに、名前負けしているようである。
非常に大きな窓。これは眺めよさそう。ここだけ見たらセスナのようでもある。
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