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教科書の歌について思う

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皆さんの音楽の教科書、もっとも新しい曲はなんでしたか。前から気になっているネタで
ある。82年頃卒業した自分の中学校の音楽の教科書の場合、たしか「翼をください(71)」
「太陽がくれた季節(72)」あたりだったと思う。まあ10年くらいはタイムラグが
あるのか(その年記憶しているのは贈る言葉)。
ということで、今年中学を卒業した長男の教科書を見せてもらったのだが、最も新しい
曲は「翼をください(71)」「太陽がくれた季節(72)」だった。おんなじやん。
つまりだいたい45年前の曲が最新てことになっている。
あ、「いろいろな映画音楽」の紹介はロッキー(76)ジョーズ(75)E.T.(82)とちょっと
新しい、いや、既に新しいとは言えない。どうしてこうなる。
・70年代のフォークはティーンエイジャーにエバーグリーンな魅力を提供出来るので
 これでいいんだ。
・音楽の教科書の検定は実は大変なんだ(長男の教科書は05年検定)。
・音楽の教科書に載せるような名曲が名曲として認知されるには、20年以上かかる
 ことが分かった(自分の教科書にフォークが載るには10年だったけど)。
・新しい曲を取り入れてみたけど、逆に父兄から評判悪かった。
・なんか勘違いしてないか。歌いたくなるような曲なんて関係ないだろう。
 音楽史上重要な曲を覚えればいいんや。
・教科書作る人がフォーク世代で、わしの目の黒いうちはアンジェラ・アキとか認めん。
・あまり想像したくないが、音楽の教科書作る人、やる気無し。
別に教科書に載っている曲が感動に値しない、とは言っていない。花の街(47)とか
朧月夜(14、てことは100前の歌か!)とか好きだし。しかし、フォークからの45年、
教科書に載せてもいい歌が、ティーンエイジャーが歌いたくなるような歌が、
生涯の友になり得るような歌が本当にたった一つも生まれなかったのか?
ということについては、自分でも考え直してみたいと思う。

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2014年3月16日 01:55に投稿されたエントリーのページです。

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