Haynesは車等のメンテナンスマニュアルを発行する英国の企業だが、最近は発行部数が減ってきたのか、別分野にも手を出してきた模様。で、まあ普通は乗れないだろう系のマニュアル。ランボルギーニのマニュアルなんかも見てみたい気はするが、とにかくこれ。Apollo 11号マニュアル。うん、こりゃ乗れない。絶対無理だ。
一部のニュースサイトでは「整備マニュアル」という紹介がなされているようだが、タイトルからすると「ご愛用者講習マニュアル」。内容はApollo宇宙船開発の歴史とメカニズムについての説明で、整備のことは書いてない。整備マニュアルと思って買うとがっかりする。
実際550万以上の部品から構成されるサターンロケットの整備マニュアルが一冊で済むはずがないのである。ま、こっちも「日常のお手入れ方法」なんて期待してはいなかったが、できれば、基本的な操縦方法あたりは載っていると嬉しかったかな。内部のスイッチや操縦桿など、一読すれば月まで往復できる(あるいは出来そうな気がしてくる)くらいの情報量があれば、地球から最も遠くまで離れた偉人たちに思いを重ねることも出来るだろうに。ま、図解を見ているだけでも非常に楽しいのであるが。コマンドモジュール(大気圏再突入する部分)の椅子、天井から吊り下げられており、椅子の裏、耐熱隔壁との間に人が入り込めるスペースがあるんだ!!とか(興味ない人には本当にどうでもいい話だな)
最後に一言。Wendy's撤退。BurgerKingといい、Arby'sといい、どうしてうまいもんばかり撤退していくんだ。もうウルトラがっかりである。