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銀塩Vs.デジタルその2

先日出したスライドフィルムが上がってきた。以下、
Contax TVSに入れたコダクロームで撮った写真をビックカメラで現像、そのままDVDにやいたもの
Nikon D300でほぼ同じ時間に撮ったもの
の比較である。ソフトはPhotoshop CS4。
photoslide01.jpg
・NikonはRAWで撮影。そのままだと色がかなり違うので、できるだけContaxに似せるように現像段階で修正。ちょっと色、付けすぎた?
・しかし現像段階であれこれいじって思うのは、スライドフィルムだと撮ってしまえばあとは何も出来ないが、デジカメだと撮った後からが、むしろあれこれ出来る段階のような気がする。ということで、色合い等についてあれこれ比較するのは実に意味がないことのように思えてくるのであった。
・ただContax、明るいところは若干より明るめに出してくるような気がする、よく言えばダイナミックに、悪く言えば白飛び。特に雲の部分。
・左下は鳥居の拡大。左のContaxより右のNikonの方が細かく出ているが、ビックカメラでのデジタイズサービスは大きな画像でも6.3百万画素、一方D300は12.1百万画素ということで一概には比較できず。ただ、水面の船の反射を見るとContaxの方が明らかにたくさん反射している。双方ともに偏光レンズは付けていないが、なぜだろう。

photoslide02.jpg
・もう一枚。こっちもContaxは明るいところが飛び気味。これがフィルムのせいなのか、レンズのせいなのか、デジタイズのせいなのかが分かりにくい。現像されたスライドを見るとここまで明るすぎてはいないように見えるので、これはデジタイズの特性なのかも知れない(あかんやん)。
・一方Nikonは海面がのっぺりしている。しかしこの日は台風が接近している日で太陽が出るような気配はなかったので、自分の印象としてはNikonの方が記憶に近い。
・ちなみにここでもNikonの画像で、Contaxの色合いに近づけるよう、若干修正した。

・・・ということで、銀塩とデジタルの違いを較べようとしたら、撮影が終わった後のデジタイズの段階で光量が中央部と周辺部で違うような気がする、というのが一番気になる、という予想外の結論に到達してしまった。それがアナログと言えばそうなのだろうが、どうしたもんかな、これ。ま、デジタルのディスプレイ上で較べていること自体、デジタル向きの判定になるのは致し方ないが。しかし、アナログ(銀塩)って、思った以上に自分がコントロールできない要素が多いような気がする。今までそれを普通としてきたのだろうが、デジタルで撮って、PCに移してモニタに出す、という作業であれば全て自分のコントロールで出力できるもんな。

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コメント (2)

pen:

 D300!えらくいいの持ってますね!DXの最高機種ではないですか。
 で、色なんですけど、D300のほう、もしかしてホワイトバランス(WB)がオートでは?空模様と色具合を見ての想像ですが。もしかしたらホワバラを太陽光にしておくと、もうすこし似た色になるかもしれません(まったく同じにはならないと思いますが)。
 それと、リバーサルフイルムはもともとラチチュードが狭いので、D300でアクティブD-ライティングをオンにしていると逆転している可能性もありますね。

WBはオートでした。この日は曇天だったので、雲マークにしておいたら似てきたかも知れませんですね。アクティブD-ライティングはこのときはオフです。カメラ内部でカーブをいじるのはどうかな?と思ったので。
なお当方のエントリーの下の写真、Contaxの方が中央部は明るいのですが、画面左の方の波の明るいところも同様にかなり明るく、もしかしたらこの時はそれなりに太陽光が来ていたのではないか?という疑問を持っております。ということは、2つの画像を撮り較べるときは、ほぼ同時にシャッターを切らないとちゃんとした検証が出来ないのではないか、という事を考えている最中です。

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2009年8月28日 00:13に投稿されたエントリーのページです。

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