めがねを使っている人は、初めてめがねをかけたときの驚きと喜び?を覚えておられるのではないかと思う。当方、学生時代、窓から見下ろす校庭の砂の一粒一粒が見えて、校庭が土色のべた塗りでなくて砂の集合物と気付いた時の、世界がこんなにディテールに満ちていることに気付いた事の感動を、今でも覚えている。で、最近、自分の耳についても同じ事が起こった。
音楽を聴いている時に、声のディテールが凄く良く聞こえる。それだけでなく、今までボーカルを中心に聞こえていた楽曲の、周りで鳴っているギターやベース等の楽器にフォーカスしてそのディテールを聴いたり、あるいは3歩くらい退いて音楽の全体像を俯瞰して聴いたりと、サウンドステージをあちこち移動したりできるようになった。音楽を聴く際に自分が認識できる解像度が凄く上がった感じだ。
アメリカにいたときの超安物アンプから、帰国後にそこそこアンプに切り替えた、ぐらいしか思いつく原因がないのだが、iPodを聴いている時にも同様に良く聞こえるようになったことを考えると、これはアンプがいいのではなくて、自分の耳の性能が上がったのだ。毎日いろんな曲を聴いてみたりして、なんだか得したような気分である。
コメント (2)
つまり補聴器を使い始めたということでしょうか?
ってことはないと思いますが、耳がよくなるって話は初めて聞きましたねえ。
投稿者: tohara | 2009年6月16日 22:00
日時: 2009年6月16日 22:00
補聴器を使うと、恐らくは音量の補正が効く、と言うことになるかと思います。当方の体験は、音量はそのままで、ディテールが聞こえるようになった、と言うものです。なんでですかね。
投稿者: ryo907 | 2009年6月17日 01:05
日時: 2009年6月17日 01:05