FLOOR L-62


New England Autoshow 2007

New England Autoshowが開催された。
ボストンを中心とするNew Englandの6州をターゲットとしたモーターショーで、今年は12/2-6の5日間だった
動員数は10万人弱。東京モーターショーが2007年142万人だったことを考えると、単純計算で1/14の規模になるのだが、
これがショーにどういう影響を与えるかというと、
・ミニスカートのコンパニオンが数人、ブースの横であぐらかいて休憩している。
東京モーターショーじゃ有り得ないだろう・・。休憩室くらい無いのか・・・?
ま、コンパニオンがいるブースの方がよっぽど少ないのだが。それと、
・コンセプトカーが少ないので、会社が「うちはこれからこうします」という発表の場ではなく、新車合同展示会となっている。
これはある程度仕方ないか。昔、福岡モーターショーに行ったことがあるが、正にそんな感じだった。
来ていたプロトタイプはNissan MID-4(新)。いつの話ですか・・・。

入り口。しょぼい!非常に心配になったが、これは車で来場した人向けのサブの入り口だった。
場所柄、車で来る人の方が多いような気がするのだが、よしとしよう。
今回は家族で行ったこともあり、じっくりと見ることは出来なかったが、家族で見るのもそれはそれで面白かった。

当方が感じたテーマは、ハイブリッド等の環境を考慮した新方式と、それに相反するマッチョさ、の2つ。
昨今のガソリン代は数年前の2-3倍になっており、車で通勤する人にはアタマの痛い問題だ。
が、ただ単に排気量の小さい、パワーのない小型の車に乗るのはどうもプライドが許さないように思える。で、出てくる考えが、
・ハイブリッドカーのようなハイテクな車
・小さいけれど高級車
要は「安い車に換えた」以外の立派な理由が必要なんじゃないか、「お金がないからじゃなくて、環境のためにこの車を買った」
と言うためにはただ安い車じゃダメなんじゃないか、と思えるのである。

そうは言っても、結局力のあるかっちょいい車に人は集まるのであって、ここにある車を見ると、
環境を考えた車よりもハイパワーな車の方が遙かに多いような気がし、「ハイブリッドに乗らなきゃ行けない」と思っていても
「やっぱ400馬力だよね」みたいな建て前と本音をかいま見たような気がするのであった。

Chevroletのブース。結局「うちはこれから環境です」みたいなメッセージをブースとして発していたのは、
ここだけであった。ここの取り組みはあれこれあり、
・低燃費エンジン
・E85という、エタノール(植物原料)85%燃料への対応(既に150万台以上を出荷)
・ハイブリッド車(製品化)
・燃料電池(プロトタイプのみ、展示はなし)
・電気自動車(プロトタイプのみ、展示はなし)
等をやっている。偉い。が、ブースの前にずらりと並ぶのはコルベット(非E85対応)。
あんた、ぜんぜん説得力ないんじゃないか。まずコルベットで人を呼び込んで行く作戦なのか、と前向きに評価したい。
ま、人は入っていたから効果はあったのか・・・。

Chevrolet Malibu
流れるようなラインがかっこういいが、後ろの丸ライトと言い、なんとなくVWパサートにかぶるような気が。
トランクリッドが開いているが、気がつかないのかわざとなのか知らないが展示員が閉めない。
あちこちの車が半開きになっている。もったいない。

Chevrolet Tahoe
でかい、がハイブリッドだ。でかい車のハイブリッドって、意味あるのか?メーカー曰く
「市街地での燃費は4気筒のCamryと同じです」本当か?本当ならなかなか凄いが。
やっぱこういうスペックがでかい車の言い訳として有効に働くのだろうな。

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Updated at Tue, Dec 11, 2007