FLOOR L-74


Manchester Firing Line Range

そしてマシンガン。H&Kの名機MP5だ。みんなが撃ちまくったらしく外観がかなりへたっている。
が、とりあえず気分はダイハードな感じだ。このモデルが映画に出てきたかどうかは知らないが。

ストックを肩にしっかりつけて撃つと、すごく体に感じるショックが小さくなる。なるほどこれは撃ちやすい。
手や肩など複数のポイントで衝撃を受け止めるからか、ショックがなんとなくまろやかな感じ。
しかしレバーを動かして連射モードに(F=Full auto)してみると、印象がかなり変わる。
構造上、ショックで銃口が右上に若干向いてしまうのだが、「ダララララッ」と5-6発撃つと、
もう制御不能なくらい右上に弾が行ってしまう。10ヤード先の的で、50-60センチくらいはずれてしまう。


これ、慣れないと制御するの大変だ。肩にしっかりストックをつけてこれだから、片手で撃ったりする映画なんかだと、
実際にはせいぜい威嚇効果くらいにしかならないだろう、きっと。 写真の穴を見れば分かるが、全て右上に流れている。
MP5を撃ちたいと言ったら、でかい的を渡して「これに撃て」と言った店のオヤジ、分かっているな・・・。

ちなみにMP5、連射のスピードはデレレレレッてな感じだ。もう一つレンタルしていた
コルトM4が横で使われていたが、もっとダーッてな感じでたくさん弾が出ていたような気がする。
音だけの問題かも知れないが。

さらにマグナムも試してみた。357マグナム。44マグナムもあったが、
店の人が「まずはこっちからやってみろ」と渡してくれた。ルガーのリボルバー。

薬莢を9mmと比べてみる。直径はまあ同じだが、長さが倍以上、すなわち火薬も倍以上入っているのだろう。


左から9mm、0.40、357マグナム。

撃ってみると衝撃が桁違いだ。えらい勢いで銃口が上に跳ね上がる。これ、人に撃つには全く不要な力だろう・・・・
と思ってWikipediaで調べてみたら、マグナムは熊などに出会い、ライフルが間に合わないようなときなどに使用する、
てな事が書いてある。それなら分からなくもないが、普通の人が普通の家に置いておくようなものじゃないな・・・。
ダーティー・ハリーくらいか。普通の人じゃないか。

同じ距離から撃っても、まったくまとまらない。狙って撃つようなものじゃないな、これ。

50発あったので数こなしても、うまくなるわけではないのが分かる。それどころか腕が疲れてくる。
まあそうは言っても、子供が撃つと肩を脱臼するなんて、まことしやかな話が少年誌には流れたりするが、
さすがにそこまではいかないか?子供の年齢と撃ち方によってはありうるかもしれないが。
(当時の雑誌には「小石を踏んづけたF1マシンは大空に舞い上がる」なんて書かれていた。
本当かどうかなんて自分には試しようがない・・・。)
横のブースで、オヤジがさらにでかい銃をドッカンドッカン撃っているが、オヤジ腕が太いにもかかわらず、この的以上に
穴が集まっていない。火力が強くなれば、それだけ制御が難しいことがわかる。

しかし、こうやって自分が撃っている間にも、他の客がぞろぞろ入ってくる。
真面目に撃っている政府?関連の人もいるが、意外にレジャー目的?の親子連れ(ティーンエイジャー同伴)が
けっこう多い。マシンガン等みんなで撃ってみたりして。ちょっとした憂さ晴らしにも
使われている、と考えていいのだろうか。

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Updated at Wed, Jun 25, 2008