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病院ネタ再び

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 一歳の娘がブラインドで指を切った。そのとき自分は会社にいたが、家からの電話では出血が止まらないとのこと、救急車を呼び、搬送してもらった。半年前に車で事故にあったとき、やはり長女が運び込まれた病院だった(小児科の評判は良いらしい)。そこで分かったこと。
・救急車を呼んだら、パトカーと消防車が来たそうな。さぞかし大騒動に見えたことだろう。電話での頼み方を間違えたか?と思って現地の人に聞いてみたが、どうもセットで来るものらしい。ただし救急車は健康保険でカバーされないとの噂もあり、請求金額にはけっこうびびっている。ま、頼んだのは自分だし、頼まなかったらどうなるか想像もつかないので、腹をくくるだけの話なのだが。
・病院には子供のケアをする専門のスタッフがおり、我々には2人(も!)ついてくれた。8才の長男のケアをしたり、長女をあやすためにあれこれアイテムを持ってきたり。ジュースからぬいぐるみ、アイスバーまでもらった。泣いている長女にはシャボン玉から風車まで大奮発。日本ならば看護士(の裁量や気配り)に任せてしまうところが、こっちはシステムとして成り立っているようだ(ここの病院だけか、かなり普及しているのかは分からないが)。サービスを人任せにしないでシステムを作る、なんかこういう事は病院に限らず、日本の企業/役所のあちこちで思い当たる節がある、ような気が。
・ERの各部屋にもテレビあり。さすがはアメリカだ。ERの部屋から電話もかけ放題だった。国際電話がかかるかどうかは分からないが、会社や近所と話をするのは問題なし。
・ERは結構ごった返しており、自分の娘以上にのっぴきならない状況の人もいたようだ。世の中急病人、けが人であふれている。ERで働く人は大変だ、テレビドラマを見るまでもないか。
 結局指を合計8針。経過が良好なのが幸いだが、こういう経験は1回で、いや0回で十分という気持ちだ。

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コメント (2)

scr:

8針!救急車を呼んだのは正しい判断と自分も思いますよ。
ケアスタッフの件は、何となく直感でアメリカらしいエピソードと思いました。それでお金をとれるからなんではないでしょうか。きっと、入っている保険の種類によって、そういう部分もランクの違う病院に...とか想像しました。考え過ぎかなあ。でもちゃんと対価は発生していると思うな。
ともかく無事で何より(大変だけど)。お大事に。

救急車で運ばれる前に保険情報は確認されますが、それで病院が変わっているかは不明です。無いとは言い切れないが、無いような気がするし。ただしコストはそれなりに発生してます。医療保険が高すぎで、米国では低所得者層をはじめとするかなりの人が保険に入っていないことが問題となっております。こうした(払える人には)行き届いたサービスが、払えない人には問題となっている(と思われる)事は認識しておいても良いかも知れないですね。

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2007年11月27日 01:57に投稿されたエントリーのページです。

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