BMW S1000RRに試乗
S1000RRはBMWがリリースした、(確か)初のスーパースポーツ。借りてあちこち走り回ってきた。
異形ヘッドライトがやる気満々な感じ。かっこういいか?と言われたら微妙なところ。
凄みみたいなものはあるが。
乗ってみた感じ、とにかく車体がコンパクト。600ccくらいのバイクに感じる。
それで素直。傾けただけ寝る感じで、とにかく乗りやすい。
特筆すべきはギアチェンジ。加速時はシフトレバーを蹴り上げるだけ。
クラッチレバーも不要、スロットルを戻す必要もなし。それで通常の1/10の時間で
ギアチェンジ。これはサーキットでは絶大なアドバンテージになり得るな、と。
エンジンのモードは3種類から選べる。RAINモードはちょっとかったるいが、
SPORT、RACEモードではより俊敏に。トラクションコントロールを装備。
バンク角とウイリー(前輪の浮き上がり)を検知して(すごい)、それぞれのモードに
合わせてトラクションの制御を行っている。ま、それが分かるほど
過激に走ったわけではないが。それにしても国産のスーパースポーツ、こんな
ハイテクなバイク出されて大丈夫かと心配になる。
どうよ、このテールランプは。ブレーキは前後連動式で、前後のブレーキバランスは
走行状況を見ながらリアルタイムに制御。前ブレーキだけでつんのめることもない。
BMWのバイクは長距離を走るにはいいが、なんとなくエキサイティングなところが
足りないなと思っていた。が、これは今までのものとは違って、とても楽しい。
それがハイテクデバイスで様々にサポートされている。
うーん、これはすごい。いや、すごかった。国産バイクが心配になるような、
そんなバイクだった。