FLOOR L-20


Smithsonian Museums
The National Air and Space Museum's Steven F. Udvar-Hazy Center

どうですかね、この手作り感。

スペースシャトル内で使われた、バーチャルリアリティ操作を
可能とするゴーグル。なんだか無骨な形状だが、NASAと
書いてあるだけでかっこういい気がしてくるから不思議だ。
というか、そんな気がするのは自分だけ?
ヘッドホンは、どう見てもゼンハイザーだ。(社名あり)
その下にはNikonのカメラ等の展示もあり。正確に言うと、FujiFilmが
Nikonのボディを使って作った機種だったが。

さて宇宙とかミサイルとかいうと欠かせないのがコンピュータ。
ここにはUNIVACが展示。世界初の商用コンピュータ(Wikipedia)だそうで、
1951年発売、だそうだ。

そしてAtlasロケット発射制御装置。薄緑色がなんともおしゃれだ。
何が表示されているかはわからないが、ランプがぴかぴかするだけ、か?
一見、簡単そう。本人達は真剣だったろうが・・・。

なんとなくウルトラセブン、いやウルトラQくらいか?そこはかとなく漂う
レトロ感が何とも言えない。電話はダイヤル式だし。あのダイヤルの向こうには
受話器が置いてあった、のだろうか。

CDC3800 1960年代に偵察衛星等のコントロールに使用された、となっている。
うって変わって白基調のコンソールがかっこういい。手前の塗装がはげているところが
使われっぷりを物語っている。にしても、今よりも未来を感じるのは
なぜか?もしかして自分の未来はこのあたりで止まっていたりして?
しかしこの脚の付き方、普通は逆だろう。ここで作業していた人は
一日二回くらい、左側の脚に膝をぶつけていた、と想像。

どうだろうか、この感じ。自分がここで座って仕事してみたら、
仕事内容とは関係ない脳内物質が大量に生産されるに違いない。
それが作業効率の良い方向に影響を与えるとするなら、こういう事務机を生産する、
というコンセプトは有りなんじゃないか。例えば、自分の職場がアポロ計画の
コントロールルームみたいだとしたらどうなのよ。
仮に営業部門だったとしても、それもまたどうなのよ、と。なあコクヨさん・・・
(そんなもので脳内物質生産するのは自分だけか・・・)。

Langley Aerodrome No. 5
1896年に初飛行。3300フィート飛んだ、ってことはライト兄弟よりも、
あ、こっちは無人飛行か・・・。

ということで、2時間見られればいいや、と思っていたが、入ってみたら
「2時間じゃ全然たりねーよ!」ということで気がつくと4時間歩き回っており、
しかもまだまだ見足りない、珍しい収録物を当たり前のように出してくる気前の良さも
桁違いなら(おまけに入館無料)、そのレストアの力のみなぎりっぷりに圧倒された半日であった。
しかもこれが新設された別館というから本館はいったいどうなっているんだ。

ということで最後までおつきあい頂き、ありがとうございました。

本館の報告は後日

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Updated at Wed, Apr 15, 2009