FLOOR L-87


Harley-Davidson ride in New England

で、ここからはHD店舗の中。HDの店にはあまり入ったことがないのだが、入ってみたら車種の多さに驚いた。
こんなに種類、あったっけ?

Fire Fighter Customって、こんなのラインアップにあった?どっかの店のカスタム?

店員に話を聞いた。どうも、スタンダードなHDに店員のセンスでいろんなカスタムパーツを組みつけて、
正規店のカスタムとして売っているのであった。どうりで同じHDがほとんど無いわけだ。
カスタムパーツは通常2000-3000ドルくらいだが、大がかりな物になると8000ドルをゆうに超える。
ハンドルからぶら下がっているのはカスタムパーツのリスト。裏にも続いている。

Low Riderで本体車両価格が15000ドルくらいだから、1.5倍くらいの値段になる物もあるということだ。
これ、お店にしてみればけっこういい商売なのではないだろうか。HDのオーナーは、
みなカスタマイズしたがるだろうし、カスタムパーツも山のようにあるだろうから。
で、ここからは想像だが、HDオーナーとしては「人とこれだけ違う」「こういうコンセプトでカスタムした」
というよりも「スタンダードとは違う」という「認識」こそが重要なのでは、
と言う気がする(特にこれから乗るよ、という人には)。
しかしこのエアフィルター、かっこういいですな。

なんせバイクの免許が1種類しかないから、免許取ったらいきなりHD買っても問題ないわけだ。
もっともHD、でかくて重いことは重いが、それですごく乗りにくいとも思えず
(エンストも絶対しないし、クラッチも使いやすいし、ピーキーなエンジンでもないし、むちゃくちゃスピードが
出るわけでもないし)で、初めてのバイクがHDだったとしても、日本製の凶暴なレーサーレプリカよりは
よっぽど安心なのではないか、という気がする。
それにしてもこれ、クラシックな雰囲気がいいです。売却済みなので座らないように、
という張り紙はどこにいっても同じだ。

そのライト周りはどうよ。磨き始めたらきりがないな。
「背中を痛めて運転できなくなったって、フェンダーくらいは磨けるだろう」とはBilly Joelの弁。
ここの店員と話をしたが、昔はカワサキの1000に乗っていたそうで、どういう心境の変化があったのかは
聞きそびれたが今はHDなのだそうだ。速さや加速は日本製にかなわないのは分かっていても、本人言うところの
「Different kind of ride」が本人の、あるいはアメリカの道に合っているのであろう。

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Updated at Wed, Apr 15, 2009