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 例えば、すごく親しい人が遠くから帰ってくる場合、我々ならどうやってその人を出迎えてあげられるだろうか。自分が帰ってくる時、何をしてもらったらすごく嬉しいだろうか。
 アメリカの場合、全員、とはもちろん言えないだろうが、少なくとも日本よりは圧倒的に多く、フリーウエイの跨線橋にウエルカムボードを出しているようだ。10マイルも走れば一つくらいはこういうのが見つかるので、結構皆やっているに違いない。写真のは名前の前にsgt.とか書いてあったので恐らくは軍隊帰り、もしかしたら中東帰りかも。
 これを見ていつも思い出すのは邦画「幸せの黄色いハンカチ」なのだが、これも元ネタは確かアメリカの歌だったような。あの「あっハンカチ!」みたいなサプライズのために、これをやっているのだろうか。映画(歌?)では自分の家にハンカチを飾っていたが、途中のフリーウエイなんて、もしかしたら見落とされてしまうかも知れないのに、本当にその場所を通るかどうかも分からないだろうに、(飾るから!なんて前もって言ってしまったらサプライズにならないだろう、な・・・それともこういうのはボードを出す、というのが出迎える側、迎えられる側の間で暗黙的に約束が出来るのだろうか・・・)ともかく、こうやって出迎えてあげるパワーってのはもしかしてすごいんじゃないだろうか、と思う。この前は二人、ずっと看板の前で立って通過するのを待っていた(これはさすがに前もって本人に通達するんだろうな、待ってるからって)。出迎えた後、メッセージ達はいつも綺麗に撤去されていて、小汚いボードはどこにもない(汚いメッセージなんてみっともないしな)。
 ということで、昨日も今日も、そしてこれからもいつもずっと、アメリカの至る所で誰かが誰かを暖かく出迎えている。それを毎日のように見られる、というのは、傍観者の自分としても決して悪い気分ではないと思う。

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2006年9月11日 21:06に投稿されたエントリーのページです。

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