FLOOR K-122

第2回出張報告:パチモンゲットの旅デトロイト対ロサンゼルス
2nd trip report: Finding NEMO Pachimon (Detroit vs. L.A.)

CUBEMANはデトロイトへ。ryo907はロサンゼルスへ。
CUBEMANとryo907が相次いで米国に派遣されたのは、なにもパチモンをゲットするため、
だけで行ったわけでは無いのだが(そんな会社どこにある)、 すくなくとも
目的地に向かう二人の頭の中には、以下のことしかなかった。
「奴よりいいパチモンをゲットしてやる」
CUBEMAN was sent to Detroit, and ryo907 was sent to LA They were business trips and not to purchase
Pachimon (General term to express FAKE), but their brains were occupied by one thought each other:
"I will get the better pachimon. I will Win!!"

デトロイトとロサンゼルス。東と西。松井とイチロー。
はっきしいって、これはCUBEMANとryo907の個人の闘いだけじゃあないんである。
米国の東と西、どっちがBit Char-Gに恵まれた、言い換えればより「文化的に成熟した」
地域はどっちなんだということを、一つのトイラジコン(のパチモン)をモデルとして調査する、
そういう意味では合衆国大統領もこのレポートは読んどいたほうがいいかもしれない。
This is not only a battle. It may be a kind of investigation to evaluate the cultural level between east & west.
Which side has more matured, rich lifestyles? (Let me ignore about the question: why we try to do that via COPY of toy-RC.)
In this meaning, Mr. President should read this?

ついでにいっとくとMicrosizerも含めた米国市場はどうなっとるんだ、と言う意味では
ビットチャー坊もトミーの社長も、本レポートは読んでおいたほうがいいかもしれない
(どうせ知っているとは思うが)。で、もしかしたらコストダウンのネタとか、何かカギが隠されているかも。
And to understand the north America market, TOMY should read this article also.


CUBEMAN in Detroit

まずryo907に先立ちデトロイトに着いたCUBEMAN。しかしパチモンゲットの瞬間は
なかなか訪れない。そりゃそうだ、そもそもそのために来たわけではないのだから。
しかしMicrosizerもあまりなく、さまよいながらワシントンDCへ。そこで発見したのがこのネタ。
CUBEMAN tried to find the pachimon, and finally he found this at Washington D.C.

これは、見間違えようの無い、Bbの完コピか。
It looks Bb copy.


しかしパチモンのこれに30ドル近く払ったんか。うーん、アホ?
Looks expensive, huh?


底面は、金型をよーく磨いた結果、弥生時代の鏡のように裏面の文様が浮き出る。
んじゃなくて、成型時のひけとか考えずに作ると、きっとこうなるんだろうと
いうような見本に見える。その点日本の工業製品は、偉いなあ。じゃなくて、
もっと見習って真面目にやれ!といいたい。
Very wavy surface.


ボディを取ると、シャーシが現れる。見たところ、違いは・・・、あ、
基盤カバーがセロハンテープ止め。どうなのよ・・・。
Top cover is applied by adhesive tape.


そしてアンテナは下向きに。うーん新しい。かなりハンドガン感あふれる
操作感覚である。もう、何考えてんだか。いや、何も
考えずに造ったろ、これ。
ま、しかし逆向きに生えているよりは10000ボルト位はましである。
Antenna is placed like this. How do you feel it?


見るともともと別パーツ別色だった後ろのバーが、一体成型になっている。
形を変えずに手間を減らす。あっぱれなパチモンぶりである。あ、それがパチモンの
パチモンたるゆえんか。なるほど米国で
ビットチャージ(Microsizer)が全く店頭に並ばず、コピーものが市場を席捲するわけである。
総括すると、かなりお手軽に作ったパチモンとお見受けした。
The number of parts is reduced. It's, pachimon. Zat's right!


しかし基盤をめくるとマスキングテープで絶縁された部品が。ワイルドな作りである。
って、手間はやっぱりそれ以上にかかっているのだろうか・・?
Masking is used for electric isolation. It looks wild.

ここでCUBEMAN、帰りの空港でも一つ発見!迷った揚げ句に購入。
CUBEMAN found another one at airport.

お、二台目が出た!これは・・、ハマーですか?よくやったグッジョブ!!
天井に重機もついて、迫力も十分だ。
Is it Hummer?


しかし2.6モーターってのは、この車にはあまりにも不向きなんじゃ・・・?
2.6 motor must be to fast for this car, I guess.


きれいにシボが入った底面。ほらな、工業製品てのはこうやって作るんだと、
パチモンらしからぬ質感の高さ。透明部品の黄色いボタンも、
キャンディーみたいな清潔感あふれる色で好感が持てる。
Texture makes it look expensive.


そして通常充電器があるべきところには、なんとパイロンその他付属品が
収納できる小物入れが!!素晴らしくナイスなアイデアだ。ただのパチモンで
終らせない、志の高さを感じるのは筆者ryo907だけだろうか。
(多分)標識を含めた小物全部は入らないだろうが。
ただし、なぜ軍用車両であるこの車にパイロンが付いているのか、という疑問は残る。
Look at this cover for items! Great idea! But why these pirons for Hummer?


なんと充電台が別に付属!!しかしCUBEMANはうなる。「なんだよ別に電池いるのかよ」
確かにそうだな・・・。なぜ分離させたのだろう・・・。わざわざ・・・。
 Charging stand is independent. Why?


そしてカバー側面にはコピー防止のホログラムが。金型その他思いっきりコピーしておいて
「うちのはコピーすんなよ」とアピールするこの厚顔さ、まさに盗っ人猛々しいとはこのことだろう。
志が高いとかちょっと誉めたらすぐこれだ。
Why Copy protection Holo is applied on copy product?


ということで、車そのものは悪くないのだが、軍用車両と道路工事用アイテムをこうして並べてみると、
もうどうしようもなく中途半端である。


形は悪くないと思うんだけどね・・・


ちなみにデトロイトのFORD博物館に陳列された、我らがMicrosizers。
しかし45ドルってのは、高すぎるんじゃ・・・。
At FORD museum. $45 is too expensive.

 

後半:ryo907 in LA
Next: ryo907 in LA


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Updated at June 10, 2003