FLOOR K-30
LANCIA Stratos Gr.5 製作過程の全貌 page2
シャーシに仮組した状態。リアセクションの丸みはいい感じ、オリジナルのラインとして使えそうです。こことキャビン部をどうつなぐかですが、今回はこの状態で距離を計っておき、1.2mmのプラ板でブリッジ状に接着しました。 この時点でフロントウィンドはカットしておきます。やり方は、四隅にドリル(ピンバイス)で穴を開け、細い糸鋸を通 してカットしていきます。特徴的なボンネット上の先端部分のRは、楕円のテンプレートをあて、ちょうど良さそうなカーブを見つけます。ここらへんは各人のお好みで… | |
リアセクションとつないでみたところで、他のボディと比べ、スケール感の雰囲気が合うかどうか確認する。 このボディで難しかったとこは、実車は薄べったく広いのに、このスケールでは、ずんぐりむっくりしてるところです。ウエストラインを下げたいけど内側で基盤BOXが当たっちゃうし、キャビンが小さくないとStratosっぽくないし…ボンネット高いから鼻先タレさすか。まッこんなモンでしょ。 | |
フェンダーとサイドパネルは、フロント、キャビン、リアとも一から作り直しました。 んで全体の1回目パテ付け。おぉ、カタチになってきたじゃん。 パテは、作業性の点からポリ(エステル)パテが好みなので、エポ(キシ)パテよりも頻繁に使っています。ただし、はがれやすい欠点がありますので、場合によっては硬化したあと瞬間接着剤で硬めながら削っていきます。これは裏テク。あっ、指まで接着しちゃわないように気を付けて(ってオレだけか)。 | |
リアのオーバーフェンダーを造形。キャビンのサイドパネルとの面 のつながり、じつはここが一番造形的に厄介でした。きっと実車もここをゴマカスの難しかったんだろうなぁと、もぅ気分はLANCIAのクレイモデラー状態。 | |
リアクォータービューは、こんな感じ。 このクルマ、リアフェンダー上のAlitaliaと書かれるところにインカーブが付いてるんですけど、ここのRの取り方がキモですな。ここがうまくいくと、すんげー"らしく"見えます。ここは、パテの削りで表現しますが、私は手持ちの端材箱にあったアクリル棒に、凸 Rをつけ、それをジグにしてペーパーで削りました。 | |
リアフェンダー前のインテークあたりに窪みも付け、リアセクションも造形完了。Gr.5特有の、小振りなリアウィングを自作すれば… | |
…ほーれ、Stratosっぽくなってきたでしょ? ときどきサフェーサーを吹いてカタチを確認しときます。ここまで来れば、パテはラッカー系もOK。 この段階ペーパー掛けは#400ぐらい |