FLOOR K-132
NASCAR MAKING (By Kobby Weewood)
ビットでNASCARレースをやろう!と話が出て、
どうせの事なら簡単なポリカーボネイトボディー量産して各自塗装で趣向をこらそう!となった際に、
「作っておいて『やっぱやめた』は無しね」、と念を押しつつ作成と相成りました。
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パート1, 元型作成
今回簡単なヒートプレスで量産しますが、何といっても型が無いと始まりません。コレで問題になるのが、
-ある程度の熱に耐える(熱で軟らかくしたエンビ版を押し付けるため)
-頑丈である(何度も使うので)
-凸 型をキープ(でないと抜けない)
という事。
今回使用したのが、自動車修理用の熱硬化性のパテを使用。コレで無いといけないという事は無いが通
常の
プラパテなどは成形作業中に溶けたりするので使用(エポパテは未検証)しない方が良いでしょう。
1, 芯の用意
パテを盛り付けるための芯を用意します。木でも良いですが、簡単にできるのでポリスチレンボードを使用します
(発泡スチロール、ブルーフォームなどではパテの発熱で溶けてしまうので注意)。
最終的にはパテでカバーするので、大きさは小さめに。
2, パテ盛り付け
硬化剤とまぜたパテを塗りたくっていきます。硬化は10〜20分程なので、
何度も塗る事で層を厚く頑丈にしていきます。
3, 削り出し
まずセンターを取り、また形状切削のための下絵を書きます。
パテは、カッターやヤスリでの加工に優れているので、普通
のモデル作成と
同じく削っては盛り、削っては盛りの繰り返しで形を整えられます。
ただボディー改造と異なり、基準が無いため左右あわせが大変です。
懸命なのはちょっと手間はかかるが左右を合わすためにテンプレートなどを
創るのが成功の秘訣でしょう。
下が、削り終わった状態ですが、、、。すみません。テンプレート創ってません!!
どうもそうしたきちんとした作業に耐えられないもんで。
ちなみに、
-大きさは実際欲しいものより1〜2周り小さめに。
-表面
はできるだけ鏡面に
(バキュームフォーミングで整形する場合は特に)
-へこんでいる所(バンパーとボディーの境目など)には小さな空気抜き用の穴を何か所か開けておく
簡単ですが、これで元型作成は完了!。
雄型なので細かいディテールは時間の無駄
です。エッジを出したい所だけは極端に出せばちょっとは出ますが、これも特にヒートプレスではまず期待程にはでないでしょう。
どうしても、という人は雌型作成しバキュームフォーミングで、という方法なら上手くいけば、相当のディテールの再現も
可能なはず(ほこりレベルまで)。ちなみに、私は一度も成功した試しがありませんが、、、。
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パート2, 成形作業
ここからはの作業は、高熱注意なので、絨毯など燃えやすい物の周りでは絶対行わないで下さい。また火傷の危険性もあるので、
作業には十分の注意が必要です。
1,まずは先ほど作った元型を用意。
裏を平らにして底上げ用のベニヤ板(底の部分はべろべろになるので、その上でカットできる様に)を張り付けます。
2,材料押し出し用のテンプレート作成
堅く耐久力のあるもので作りましょう。ちなみに下の写真の物は8〜9回目で壊れました。
横にある白い板が、成形用のエンビ版。アクリサンデーは、軟らかくなる温度が低く(50°c強)しかも安い!
今回の用途にはぴったりです。
3,材料張り付け
テンプレートにアクリサンデーを張り付けるのには、ゴム系接着剤を使用します。
ちなみに板は透明で、白いのは、保護フィルムなので、当然剥がしてから張りつけの事。
4,成形
電熱コンロなどで両面が軟らかく(一度材料が波打ってそれが治まるくらいまで)暖めます。
くれぐれも火事に注意。危険だと思ったらすぐ作業を中止して下さい。
暖まったら、直ぐに型に押し付けます。
軟らかい内に凹部で空気の残っている所を押さえていきます(冷えるまで)。
暑いので(写真では素手ですが)薄手の軍手などの使用すると良いでしょう。
完全に冷えたら型を取り出して透明ボディの完成!!
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下が、余分をカットし裏に色を塗った、形状を見るテスト。
実際は何度か削っては成形して、ビットのボディーに合うように調整しています。
デカールが無くともこの大きさならなら、手書きもOK.???。
ちょっと出た味が微笑ましいかも??
ちなみにリアウィングは余った板からの切り出し、シャシーとの取付は両サイドにスペーサー(コルクやプラ棒など何でもOK)取付後、両面テープで張り付けています。
下記真面目に作成例。詳しくはBCGP17御参照下さい。
終わり