FLOOR K-118
大公開! Lancia Beta Gr.5 製作過程の全貌
(今回は中級編。「2コ1でオリジナルにしよう!」の巻)
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皆さんお久し振りです、Freddieです。 前回のLANCIA Stratos から遠ざかること1年半、長期熟成の末レポートにこぎ着けたアイテムは、おんなじLANCIAでも、MARTINIカラーのLANCIA Beta Monte-Carlo_turbo Gr.5という、なんとも長ったらしいネーミングのコンパクトレーサーです。おいらの勝手なイメージとしては、サーキットバトルの多いBCGPに似付かわしい(と思う)のは、あの荒々しかった70年代の武骨なマシーン達なんだな、うん。 |
Groliaの丸目って、異形ヘッドライト全盛時代の今となっては、貴重な存在だよね。そのお顔と、汎用性の高いボディーとしてBCGPではおなじみのCelicaの後ろ半分を足すとLNCIA Betaになるんじゃないかなって前から思ってて、今回トライしてみることにしました。 んでまずは、あっさりブッた切り、並べてみたらこんな感じです。 | |
プロポーションはどうかな? Betaは、ウェッジシェイプが利いてるんだけど、この絵からしても、なんかイー感じに収まりそうだね。あと私が気に入ったのは、ルーフのタレ加減。いい感じに流れてまんな。Celica 特有のハイデッキな感じもウェッジシェイプに拍車をかけていて、ここから始まるモディファイへのやる気をそそります。 | |
これは私の持論なんですが、Gr.5カーは、やっぱりオーバーフェンダーが肝なんです。ところがBit-CharGの場合、構造的に車輪の位 置を広げにくいので、相対的に車輪を出っ張らすことで対応するしかないんです。 じゃあどーやってオーバーフェンダーを表現するかと言えば、つまりは座席まわりのボディーを狭くするしかないですね。で、写 真のテープ幅のように、サイドウィンドゥと屋根の間を、左右それぞれ1mmずつ詰めようと考えました。 | |
で、カットしたところはこんな感じ。道具は、手持ちのモーターツールに、小形丸鋸の組合わせでやってみました。今回初めて使ってみましたが、刃幅が薄くていい感じにカットできます。切れ味が鋭いので、ケガに注意! さすがにフロントガラスは、ボンネットとのつながりを合わせる必要があるので作り直しですが、リヤガラス両端は、切り口がキレイなので、このまま詰めて接着してしまえば使えそうな感じです。 いや〜、道具って便利ですね。 | |
Gloriaのフロントは、このままの幅でオーバーフェンダーという解釈のもと、狭くしたボディーとの間をつじつま合わせする必要があります。裏からプラ角棒を接着し、強度を確保するとともにフェンダーのエアアウトレットも表現します。 | |
フロントまわりは、パテで形を変えていきます。フロントグリルは、垂直からややクリフカットになっていますので、ボンネットの先端とライト両端にプラバンの細切りを接着しておいてから、パテを盛り込んでいきます。 ここで大きな問題が…Gloriaは、ボンネット表面、中央が1段出ていますが、Betaは逆に、1段下がっています。ここはしょうがないので、彫刻刀とやすりで攻めるしかありません。 | |
次にリアセクションまわりです。両側1mmずつ詰めてあるので、□1.2mmの角棒でフレームを決め、リアセクションは垂直にたらします。ここいらの造形は、web上の様々なフォトギャラリーなどを参考に、それらしく造作してみましょう。 |